災害時の携帯電話
2009-06-11 17:59:41
災害時に役立つ「ソーラー携帯電話」!その必要性と防災対策を考える
震災などの緊急時に持ち出すアイテムとして、多くの人が挙げるのが「財布」と「携帯電話」です。最近の調査によると、震災時に特に重要視されているのは、まず財布が1位で、続いて携帯電話、めがね・コンタクトレンズが続く結果となっています。携帯電話は、ただの通話手段ではなく、情報収集や照明機能など多機能を兼ね備えているため、非常時には心の安定アイテムとしても機能します。
【持ち出すべきアイテム】
調査によると、地震時に安否を確認したい人が最も多かったのは家族や友人となり、その確認手段として「自分の携帯電話」を優先するとしています。金銭面での不安よりも、人とのつながりが重視されていることがわかります。この結果からも、携帯電話が緊急時においてどれだけ重要かが端的に示されています。
また、携帯電話の通話機能だけでなく、インターネットを使った情報収集やワンセグでのテレビ視聴、さらにはライト代わりとしても利用され、その多様性が評価されています。
【災害時の懸念事項】
一方で、震災時に携帯電話を使う上での不安要素として「充電切れ」が最も高く、続いて回線の混雑、電波障害と続いています。しかし意外なことに、普段から携帯充電器を持ち歩いている人は非常に少なく、多くの人が充電への不安を抱えながらも、対策をしていないという結果となりました。この乖離を受けて、充電対策の重要性が浮き彫りになっています。
【充電環境の課題】
災害時には、コンビニに並ぶ簡易充電器が売り切れ、避難所での充電サービスも混雑します。携帯電話が多機能であるにもかかわらず、充電切れで使えなくなってしまうことは大きなストレスの原因となります。
充電の対策としては、周囲の人から充電器を借りたり、避難所での充電サービスを利用することが考えられますが、これらには課題が伴います。そこで新たに注目されているのが「ソーラー携帯電話」です。
【ソーラー携帯電話のメリット】
最近の携帯電話には、太陽光で充電できる機能を搭載したモデルがあります。例えば、約10分の太陽光で通話できる時間や待ち受け時間を延長できるため、非常時には価値が大いに発揮されます。充電状況が視覚的に表示されるソーラーモニターも付いており、使い勝手が向上しています。
また、携帯電話が持つ「避難所マップ」や「帰宅支援マップ」など、震災時の有用な機能も多く、携帯電話選びを防災対策の一環として考えることが求められています。
これからの時代、携帯電話の選択肢は多様化していますが、災害時に役立つ機能を重視して選ぶことで、いざという時の不安を軽減できるかもしれません。この記事を機に、自身の防災 Preparedness(備え)を見直してみてはいかがでしょうか。
会社情報
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KDDI株式会社
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