協同組合の力で未来を変える!
2025年は国連が定めた国際協同組合年。この年に向けて、日本国内の協同組合によって構成された「2025国際協同組合年全国実行委員会」は、持続可能な開発目標(SDGs)に関連する社会的課題に取り組む連続シンポジウムを開催しています。5回目となる今回のシンポジウムは、7月14日(月)にオンラインで行われ、テーマは「防災・減災・生活再建と地域づくりへの貢献」。その目的や内容に迫ります。
協同組合の重要性
近年、多くの自然災害が発生し、それによる被害が著しく増大しています。この背景を受け、国や自治体は様々な防災・減災策を講じています。その中で、地域密着型の組織である協同組合に寄せられる期待も高まっています。協同組合は、自助・共助・公助の観点から、地域の人々が支え合い、共に問題を解決していく力を持つ組織です。
シンポジウムの内容
5回目のシンポジウムでは、著名な講師が2名招かれています。最初の講演者は、東京大学生産技術研究所の教授である加藤孝明氏。彼の講演「自助・共助・公助の総和を最大化する共生・共助のあり方」では、協同組合がいかにして各種支援を行い、地域づくりに貢献できるかについてお話しされます。
続いて、特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)の事務局長、明城徹也氏による「被災者支援の現場から見えてきたこと」という講演が行われます。彼の経験を元に、実際の支援活動の重要性や課題が明かされることでしょう。
参加方法と今後の計画
参加は無料で、オンラインまたは後日オンデマンドで行うことができます。申込は公式サイトから可能で、申し込んだ方にはオンライン会議のURLと資料がメールで送られます。
この連続シンポジウムは、協同組合に対する理解を深め、SDGs達成へ向けての貢献を目指すものです。今後も、さまざまなテーマでのシンポジウムが予定されており、例えば「協同組合と子ども・若者の育ち」、「食料安全保障」など、地域の未来を見据えた重要な議題が取り上げられます。
協同組合のビジョン
国際協同組合年を迎えるにあたり、協同組合はその理念を持って地域を支えるための取り組みを強化しています。協同組合による共助の精神は、地域の絆を深め、新たな価値を生み出す要素として多くの人々に受け入れられています。私たちは、これからの時代においても協同組合の役割がますます重要になることを感じざるを得ません。
シンポジウムに参加し、協同組合の理念と実績を知ることで、地域社会の未来を共に考える機会を持ちましょう。