ARデジタルフィギュア「ホロモデル」の販売店舗拡充に向けた取り組み

株式会社Gugenkaが開発したARデジタルフィギュア、「ホロモデル」が新たな販路を展開します。近年、オンラインやイベントでの販売が中心だった「ホロモデル」ですが、ベネリックデジタルエンターテインメント株式会社（以下、BDE）が社との業務委託契約を結び、小売店での常設コーナーを設置することが決定しました。この新しい試みは、「ホロモデル」のさらなる魅力を多くのファンに届けることを目指しています。

「ホロモデル」は、スマートフォンやAR対応デバイスを通じて楽しむことができる3Dデジタルフィギュアで、現実の空間に等身大のキャラクターを登場させることができます。これは、ユーザーが好きなキャラクターと“いつでもどこでも一緒にいる”という体験を可能にする、画期的なアイテムとして注目を集めています。AR技術を駆使したこの製品は、Meta Questのようなヘッドセットにも対応し、ユニークな遊び方を提案しています。

店頭での新しい体験の提供

新たに設置される常設コーナーでは、実機デモ体験の提供およびシリアルカードの販売が予定されています。これにより、顧客は「ホロモデル」を実際に手に取って体験でき、より深く理解することが可能になります。初めに展開される店舗は、ソフマップAKIBAアミューズメント館（東京都千代田区）とソフマップなんば店（大阪府大阪市）で、2025年9月9日から開始されます。これを皮切りに、全国の店舗へと拡大が見込まれています。

今後も「ホロモデル」は新商品や最新アイテムを展開する予定で、売場の充実度を高めることに力を入れます。ARを用いた3Dモデルは、「飾る」「持ち運ぶ」といった次世代のキャラクターグッズとして、多くのファンに支持されることでしょう。特に、VR機器との親和性の高い「ホロモデル」は、アニメグッズコーナーのみならず、ゲームコーナーやVR機器コーナーなど、多様な販路への展開が期待されます。

渋谷でのPOP UP SHOP

さらに、「ホロモデル」の新商品に合わせ、2025年8月20日から9月10日にかけて、渋谷のRAYARD MIYASHITA PARK内にある「THE SHIBUYA SOUVENIR STORE」にてPOP UP SHOPも開催されます。このイベントでは、VTuber事務所「Re:AcT」のメンバーによる13種類のデジタルフィギュアが先行発売されます。期間中、4,000円（税込）以上の購入者には先着でイベント記念イラストカードが贈呈される特典も用意されています。

このPOP UP SHOPでは、他の店舗との連動企画も実施し、渋谷エリア全体での認知度向上を図ります。「SHIBUYA TSUTAYA」とのコラボレーションにより、両店舗で合計4,400円以上の購入をした際には、ランダムブロマイドをプレゼントする企画も実施されます。

企業概要

Gugenkaは、最先端技術を活用し、日本アニメのデジタルグッズの制作・販売を手掛ける企業で、リアルとバーチャルを融合したコンテンツの企画にも力を入れています。また、BDEはIT技術を活用したサービスや商品開発に特化しており、両社の共同により「ホロモデル」のさらなる成長が期待されます。これからの動向にも注目です。