株式会社VとmonoAI technologyの業務提携について
2023年の秋、株式会社V(以下、V)とmonoAI technology株式会社(以下、monoAI)が、業務提携を発表しました。この提携の目的は、両社が持つテクノロジーやノウハウを融合し、ユーザーにとって参加しやすいメタバース体験を提供することです。具体的には、monoAIの提供するXRプラットフォーム「XR CLOUD」と、Vの高没入型メタバースの体験設計やコミュニティ形成のスキルを組み合わせた新しいパッケージを発表します。
提携の背景
近年、企業や自治体ではXR(拡張現実)やメタバースの利用が増えており、実証段階から実装段階へと進んでいます。特に国土交通省が示した中長期ビジョンでは、デジタルツインを日常業務の基盤として定着させることが強調されています。2025年度末までには300都市、2027年度には500都市を目指すProject PLATEAUがその一例です。
また、文化庁もメディアアートのアーカイブ推進を進め、作品や資料の保存、公開を支援しています。このような情報技術の浸透によって、メタバースを活用するための新たなビジネスチャンスが広がっています。
メタバース活用の課題
しかし、メタバースの運用には課題もあります。それは「参加のしやすさ」と「継続的な体験」の両立です。ブラウザ経由の体験は、参加のしやすさを持っていますが、継続性に乏しい場合があります。一方、高没入型の体験はユーザーの没入感を高めるものの、参加ハードルが存在し、利用が断片的になりがちです。このため、両者の特性を活かしつつ、一連の体験がスムーズに移行できる設計が求められています。
提携による新しい体験の設計
この提携により、Webブラウザから容易に参加できる仕組みと、高い没入感を提供するメタバース体験を組み合わせた新しいパッケージが展開されます。
- - 流入導線の拡張: Webブラウザを介してすぐに参加できることで、参加ハードルを下げ、ユーザーとの接点をより広げます。
- - 大規模な接続と高い没入体験: monoAIのプラットフォームを利用して、多くのユーザーが同時にアクセスできる環境を構築し、Vが持つ体験設計のノウハウを活かすことで、誰にでも参加しやすく、満足度の高い体験を目指します。
- - 継続利用の推進: 両社が持つコミュニティ運営の知見を活かし、持続可能な運用を実現します。これにより、構築した空間や体験を再活用し、ユーザーとの関係を深めることで、よりエンゲージメントの高い体験を提供していきます。
代表者のコメント
monoAIの代表取締役社長、本城嘉太郎氏は「この提携により、当社が提供するプラットフォームとVの経験が融合し、一貫したメタバース体験を実現できる」と述べています。
一方、VのCEOである藤原光汰氏は「メタバースを活用して社会の基盤を進化させ、人々にとっての価値を重視した取り組みを進めていく」と強調しています。
会社概要
monoAI technology株式会社
- - 所在地: 東京都渋谷区桜丘町1-2
- - 代表者: 本城嘉太郎
- - ミッション: 先進技術で社会の未来を創造する。ゲーム技術を基に、様々なメタバースイベントを提供。
- - 会社HP
株式会社V
- - 所在地: 東京都品川区上大崎三丁目2-1
- - 代表者: 藤原光汰
- - 事業内容: メタバース/XR領域で企業連携を行い、ビジネス展開やコミュニティ運営を推進。
- - 会社HP
この新たな協力により、より良いメタバース体験が楽しめる未来が期待されています。