バックオフィス業務におけるAI化の実態
最近、OTENBA株式会社と未知株式会社が共同で実施した調査結果が公表されました。この調査は、バックオフィス業務に従事する担当者を対象に行われ、AIの活用についての期待と懸念が示されました。人手不足や業務効率化が求められる現代において、特に注目が集まっています。
時間のかかる作業を抱える担当者たち
調査結果からは、約90%のバックオフィス担当者が「時間がかかる作業がある」と感じていることが判明しました。具体的には、「非常にある」と回答したのが29.6%、また「ややある」との回答が58.5%を占め、合計で88.1%という高い数値となりました。特に、「データ入力」が56.9%と突出して多い一方で、「資料作成」や「問い合わせ対応」もそれぞれ27.3%を占めており、これらの業務が負担となっていることが分かります。
AI導入への期待が高まる中で
調査では、AIの導入による効率化が期待されている業務として、「データ入力・集計」が65.8%で最多とされました。さらに、「議事録作成」や「メール文面作成」、「資料作成」が続き、明らかにデータ関連業務に対する期待が高いことが確認されました。特に、データ入力・集計業務が最優先のAI活用領域と見なされています。
期待と不安が交錯
AIの導入に期待する主な理由としては、「作業時間の削減」が76.9%で最も多く、次いで「人的ミスの削減」が53.1%、そして「担当者の負担軽減」が46.5%と続きます。しかし、「正確性の不安」が最も多く57.3%の人が懸念を示し、情報漏えいやセキュリティ面に関しても49.2%が不安を抱えていることが分かりました。つまり、効率化への期待が高い一方で、精度やセキュリティ面への懸念も根強いという状況が浮かび上がります。
マニュアルの整備状況と外部サービス活用
次に、バックオフィス業務のマニュアル化や標準化が進んでいるかに関しては、68.4%が「進んでいない」と回答。特に、マニュアル化が遅れている現状が多数の企業において課題とされています。それでも、AI化に向けた外部サービスの活用には前向きな意見が多く、ぜひ利用したいと考える企業が7.7%、条件が合えば利用したいと考える企業が50%に上りました。
今後の展望
このように、データ入力・集計業務に特化したAI化が期待されていますが、導入前には業務の整理やセキュリティ対策といった事前準備も重要です。また、マニュアル化が進まない企業が多いという現実を考えると、業務フローの整理やセキュリティ対策を支援する外部の専門サービスの導入は、非常に価値のある選択肢となるでしょう。これからのバックオフィス業務のAI化に向け、実務的な準備を進めることが急務とされます。
調査概要
- - 調査期間: 2026年7月22日〜2026年7月28日
- - 調査方法: インターネット調査
- - 調査人数: 260人(有効回答数260)
運営者情報
- - OTENBA株式会社: 東京都渋谷区桜丘町1-4 渋谷サクラステージSHIBUYAタワー7F
- - 代表取締役: 間賀田園子
- - URL: OTENBA株式会社
- - 未知株式会社: 大阪府大阪市北区中津1-18-18 若杉ビル6階
- - 代表取締役CEO: 下方 彩純
- - URL: 未知株式会社