ラックの新サービス
2025-10-06 15:32:49

金融機関向けにサイバーセキュリティアセスメントを開始するラックの取り組み

ラックが金融機関向けサイバーセキュリティアセスメントをスタート



金融業界でのデジタル化が進む中、サイバーセキュリティの重要性が高まっています。そんな中、株式会社ラックは2025年10月6日より、金融機関向けに新たなサイバーセキュリティアセスメントの提供を開始します。このサービスは、金融庁が策定した「金融分野におけるサイバーセキュリティに関するガイドライン」に基づいており、金融機関が直面するリスクの評価や改善策の提示を行います。

サイバーセキュリティの現状


近年、デジタルバンキングや暗号資産、AIを活用した様々な金融サービスが登場しましたが、それに伴いサイバー攻撃もますます巧妙化しています。国際的なサイバー戦争や、個人や企業の金融資産を狙う犯罪者の増加など、リスクは多岐にわたります。このような事態を受けて、金融庁は2024年にサイバーセキュリティ強化のためのガイドラインを発表しました。このガイドラインでは、176項目に及ぶセキュリティ対応策を設けており、各金融機関には残存リスクの早急な洗い出しと、具体的な対策の実施が求められています。

ラックのサービス概要


ラックはこれまでにも、サイバー攻撃に対する予防策としてセキュリティ診断や監視サービスなど多方面にわたる対策を提供してきました。その新たな一環として位置づけられる「金融機関向けサイバーセキュリティアセスメント」は、まず自らのセキュリティ管理態勢を客観的に把握し、リスクを明確化するための支援を行います。

本サービスは、「標準版」と「簡易版」の2つのプランが用意されています。標準版では、顧客からのヒアリングを基に弱点やセキュリティギャップを明確にし、詳細なリスク評価と他社比較を実施します。これは将来的な対策計画を練る上で非常に役立つものです。さらに、顧客の状況に合わせて6パターンの支援プランから選択可能で、セキュリティ成熟度や予算に応じた柔軟な対応が可能です。

一方、簡易版では手間をかけずに短時間で現状の弱点を可視化し、簡単な評価を行うことができます。こちらはコストを抑えつつ、全体像を把握するのに適しているため、調査にかける予算が限られている場合に最適です。

価格設定


標準版の価格は個別見積もりとなっていますが、簡易版については回答を受領後約1~2週間で報告書を送付し、料金は100万円(税抜)となっています。

今後の展望


ラックは今後も金融機関のサイバーセキュリティを強化し、サイバー攻撃から人々の生活や企業活動を守ることを通じて、日本経済全体の健全な発展に寄与していく考えです。

ラックは1995年に日本初の情報セキュリティサービスを開始して以来、サイバーセキュリティ分野におけるリーディング企業として、常に最先端の技術でセキュリティ対策や事故対応に取り組んでいます。今後も多様なサービスと技術を駆使し、社会に貢献してまいります。

会社情報

会社名
株式会社ラック
住所
電話番号

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