大崎電気工業と関電工、共に誤結線判定ソフトを実現
大崎電気工業株式会社は、株式会社関電工と協力し、電力量計の設置時に生じる可能性のある結線の正誤を自動で判定する新しいソフトウェアを開発しました。このソフトは、電力量計の施工に関わる業者に向けて提供され、業務の効率化と精度向上をもたらします。
電力量計の誤結線問題とは
電力量計は電力会社だけでなく、ビルや商業施設のオーナーにとっても重要な役割を果たします。これらのオーナーは、テナントに対し電気料金を請求するために、各テナントに設置した電力量計のデータが必要です。しかし、設置時に「誤結線」が発生すると、正確な請求が困難になります。このような問題に対処するため、設置業者には高い技術力と正確性が求められるのです。
新たなソフトの機能
関電工が提供する測定記録支援システム「BLuE」をタブレットにインストールすることで、この新しい誤結線判定ソフトは現場で使える便利なツールとなります。従来の手動入力と目視確認に頼らず、タブレット上で即座にデータを確認できるため、誤判定のリスクを大幅に減少させます。
結線状態の自動判定
新ソフトは、設置施工時の結線が正しいかどうかを瞬時に判定し、結果をタブレット上に表示します。具体的には、以下のような流れで作業が行われます。
1.
模擬的な負荷をかける: 「配線チェック機」を使用して、電力量計に模擬的な電気信号をかけます。
2.
データ取得: 「コンパクトEM」が、その負荷を検知し、データを「BLuE」に送信します。
3.
判定: 誤結線判定ソフトが受け取ったデータをもとに、結線状態を判断し、タブレットに状況を表示します。
導入の利点
この誤結線判定ソフトを導入することにより、様々なメリットがもたらされます。
1. 迅速な確認
設定施工時にリアルタイムで結線状態を把握できるので、後の工程や完成後に誤結線が見つかる心配がありません。
2. 品質の均一化
作業者の経験に左右されず、常に安定した施工品質が保たれるようになります。これにより、施工全体の標準化が進むでしょう。
3. デジタル管理
BLuEとの連携により、判定結果をデジタルで一元管理。これにより、現場作業が効率化され、管理者の負担も軽減されます。
4. リスクの軽減
誤結線による損害賠償リスクの低減が期待できます。これにより、施工業者が抱えるリスクが大幅に軽くなります。
まとめ
g.大崎電気工業と関電工の共同開発によるこの誤結線判定ソフトは、電力量計の設置施工における品質と効率を大きく向上させる画期的なツールです。今後の普及に期待が寄せられています。