中野製薬の新草津工場が2025年度グッドデザイン賞受賞
中野製薬株式会社(本社:京都市)は、自社の新草津工場が2025年度「グッドデザイン賞」を受賞したことを発表しました。この工場は、親会社である株式会社NAKANOホールディングスの一翼を担っており、最新の技術を導入した展示施設としても注目されています。
グッドデザイン賞とは?
「グッドデザイン賞」は、1957年に設立され、日本国内で最も権威あるデザイン評価制度です。見た目の美しさのみならず、社会への貢献、持続可能な展望、地域との共生等、多様な観点から優れたデザインを表彰します。審査対象には製品だけでなく、サービスや地域活動も含まれ、真の意味での「よいデザイン」が常に求められています。
さらに、この賞は日本デザイン振興会が主催しており、国内外でその価値が認められています。
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新草津工場のデザインの特徴
新草津工場が受賞した理由は、ただの美しさだけではありません。審査委員からのコメントによると、「表層のデザインは社会に対する礼節である」という視点から、そのデザインが評価されました。新工場の外観には滋賀県の自然をモチーフにした葦簀(よしず)が取り入れられており、自然環境との調和、さらには従業員や地域にとって心地よい空間を提供しています。
特に、「YOSHIZU SKIN」という材料は、自然の中から得られた素材を利用しており、快適な環境を実現することで社会的な責任を果たしている点が注目されています。このような創意工夫が評価され、グッドデザイン賞を受賞する運びとなりました。
受賞作品展示展について
2025年度グッドデザイン賞の受賞作品は、同年11月1日から11月5日まで、東京ミッドタウンにて開催される「グッドデザイン賞受賞展」に展示される予定です。入場は無料で、広く一般の人々にもデザインの素晴らしさを体験してもらう機会となります。展示の詳細は以下の通りです:
- - 日時: 2025年11月1日(土)~11月5日(水)
- - 開場時間: 11:00~19:00(11月1日は13:00開場、11月5日は18:00閉場)
- - 場所: 東京ミッドタウン(東京都港区赤坂9-7-1)
環境への取り組み
新草津工場は、「SMART・SUSTAINABLE・WELLNESS」をテーマに設計され、ムダのない製造工程を追求しています。地域社会との共生に重きを置き、環境負荷を抑える取り組みも行っています。2024年には「CASBEE建築評価認証」で最高位の「Sランク」を取得し、化粧品GMP国際規格であるISO22716の認証も受けています。このように、高い評価を得たプロジェクトとなっています。
この受賞は、中野製薬が今後も持続可能な発展を目指し、業界全体の価値向上に寄与することを示すものです。
中野製薬株式会社の展望
中野製薬は、1959年の設立以来、人々に美を届けることを使命とし、理美容業界のプロフェッショナル向けに頭髪化粧品の開発を続けています。地域社会と連携しながら、製品品質の向上、環境配慮、地域貢献にさらなる意欲を注いでいく所存です。
会社概要
- - 代表者: 代表取締役会長 中野耕太郎 代表取締役社長 中野孝哉
- - 本社所在地: 京都市山科区東野北井ノ上町6-20
- - 設立: 1959年9月
- - 資本金: 1億円
- - 従業員数: 262名(2025年10月1日現在)
このように中野製薬は、デザイン評価だけでなく、持続可能性や地域貢献にも適切に取り組む企業として今後の成長が期待されています。