SBCメディカルグループとメディロム社の提携
2023年、SBCメディカルグループホールディングスとメディロム社の間で画期的な事業提携が発表されました。両社は各々異なる分野に強みを持っており、この提携によって顧客基盤を拡大し、新たなサービス体験を提供する予定です。
提携の背景
SBCメディカルグループは、米国カリフォルニア州に本社を持ち、幅広い医療機関への経営支援を行っています。「究極の三方良し」をコンセプトに、美容医療、不妊治療、整形外科などの領域で224院のクリニックネットワークを展開しています。
一方、メディロム社は、東京都に本社を構え、全国に300以上のリラクゼーションスタジオ『Re.Ra.Ku』を走らせています。彼らは「健康を、もっと、あたらしく」の理念の下、健康維持や予防医療に力を入れており、業界内で急成長を果たしてきました。
新たな市場アプローチ
提携によって、両社は異なる顧客層にアプローチするチャンスを得ることになります。SBCメディカルグループは主に20代から30代の女性に支持されているのに対し、メディロム社の『Re.Ra.Ku』はリラクゼーションを求める男性顧客からも多く利用されています。この連携により、双方の顧客層を融合することが期待されています。
第一弾キャンペーンの概要
提携の初の施策として、来年11月から特別優待券を配布するキャンペーンが実施されます。湘南美容クリニックを利用したお客様には『Re.Ra.Ku』の優待券が、反対に『Re.Ra.Ku』の店舗を訪れた方には湘南美容クリニックの優待券が特典として提供されます。
湘南美容クリニック:130院
Re.Ra.Ku:230店舗
湘南美容クリニック:2024年11月15日(金)~2024年12月15日(日)
Re.Ra.Ku:2024年12月1日(日)~2025年1月13日(月)
このような取り組みを通じて、両社は段階的に連携を強化し、トータルな「美と健康」体験を提供できることを目指しています。
メディロムとSBCの成長戦略
メディロム社は今後、健康管理サービスやヘルスケアアプリを通じて、一貫したヘルスケアの実現を目指しています。デバイス事業に参入したことで、特定保健指導や体質改善プログラムの展開も視野に入れています。また、充電不要のスマートトラッカー『MOTHER Bracelet』など、新たな技術による革新を追求しています。
対して、SBCメディカルグループは、2024年9月に米国NASDAQに上場を果たし、クリニックネットワークのさらなる拡大を図っています。グローバルな展開を視野に入れ、医療界のリーディングカンパニーとしての地位を確立する意気込みです。
結論
この提携は、両社にとって新たな価値創造の第一歩であり、顧客にとってはより充実したサービスが提供されることが期待されています。ヘルスケアと美容医療の融合を図ることで、今後の展開から目が離せません。