カインズの未来型店舗が新たな風を呼ぶ
カインズが2023年12月11日にオープンした「カインズ 吉川美南店」は、業界初の試みとなる次世代型店舗サイネージ『スマートフロアナビ』を導入しました。このプロジェクトは、株式会社アドグローブと株式会社DearOneの協力により実現。これにより、顧客は音声で質問をしながら、目的の商品を簡単に見つけることができる新しいショッピング体験が提供されます。
スマートフロアナビの機能
『スマートフロアナビ』は、音声による商品検索機能と売り場案内を搭載した、非常に直感的なインターフェースを持つ次世代サイネージです。利用者が「○○はどこ?」と音声で問い合わせれば、即座に探している商品の位置を地図とともに表示します。これは、広々とした店内でも、ストレスなく目的地にたどり着けるようサポートするために設計されています。
開発の背景とは
このプロジェクトにおいて、アドグローブは「ゲーム開発力」「UI/UXデザイン」「システム開発」という3つの専門性を生かして、セクション間の連携をスムーズに行いました。このような三位一体のアプローチによって、一般的な開発プロジェクトでは難しいスピード、品質、そしてクリエイティブな表現力を兼ね備えた製品が生まれたのです。
さらに、アドグローブはスマホアプリやウェブサービスからIoT機器の開発まで広範な業務実績を誇ります。これにより、計画からデザイン、実装、運用までをワンストップで提供できる能力を持っています。
今後の展望
『スマートフロアナビ』の展開により、アドグローブは今後もリテール業界向けのサイネージやスマートフォンアプリ、Webサービス、IoT・スマートデバイス、さらには車載インターフェースといった多様な分野に進出することを期待しています。この取り組みによって、新規事業やサービス創出に向けて、企業のパートナーとしての役割を強化していきます。
また、DearOneもこれまでの豊富なアプリ開発経験を活かし、カインズをはじめとする企業と連携し、デジタルプロダクトの成長を支援することに力を注いでいく予定です。
DearOneの新しいサービス
特に注目すべきは、DearOneが提供する「ModuleApps2.0」です。このサービスは、顧客とのエンゲージメントを強化し、自社オリジナルのアプリを迅速かつ柔軟に開発できる仕組みを提供しています。さまざまなモジュールから必要な機能を選び、組み合わせることにより、短い時間で公式アプリを完成させることが可能となります。
さらに、新たな機能が必要な場合は、オーダーメイドでの開発も対応。リリース後は、継続的に成長支援を行い、クライアントと共に歩む姿勢を大切にしています。
カインズの理念
カインズは、29都道府県に262店舗を展開するホームセンターチェーンであり、自社のブランドコンセプト「くらしDIY」に基づき、暮らしを豊かにする商品やサービスを提供しています。親切なサービスを心掛け、「くらしに、ららら。」というメッセージのもと、地域における居心地の良い場を創出しています。
結論
このように、カインズの新店舗「カインズ 吉川美南店」は、アドグローブとDearOneによる新たな技術で、未来のショッピング体験を実現しました。顧客の利便性を大幅に向上させるこの取り組みが、今後のリテール業界にも波及することが期待されます。