交通遺児育英会、奨学金制度を強化
公益財団法人交通遺児育英会が、奨学金制度を大幅に拡充することを発表しました。特に、奨学生への進学受験費用補助の上限額を、これまでの5万円から10万円に引き上げ、対象に大学院を追加することになりました。
近年、受験料が年々高騰し、保護者からの支援要望が高まっているため、この改定が実施されることになりました。これにより、より多くの学生が安心して進学に挑戦できる環境が整います。
各種資格取得費用補助の拡充
また、資格取得費用の補助も拡大され、英語以外の外国語検定や、簿記、宅建、ファイナンシャルプランナー(FP)などを新たに対象に加えました。これにより、在学中に取得を希望する資格が多くカバーされ、就職や進学に有利な条件が整えられています。
従来から提供されていた自動車免許の取得補助についても、利用者の声を受けて給付額の上限が設けられつつも、他の資格については原則全額給付とされています。これにより、奨学生たちは学ぶ意欲を持って新たな挑戦ができるようになるでしょう。
補助金の詳細
1.
進学受験費用補助の改定内容
- 給付額の上限を5万円から10万円に引き上げ。
- 大学院が新たに対象に加わる。
2.
各種資格取得費用補助の改定内容
- 様々な資格を補助対象として新たに設定。具体的には、簿記、医療、IT、電気・機械、建築・土木など、計19の資格が挙げられています。
- 検定試験にも英語以外の7言語を追加対象とし、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、韓国語、ロシア語、イタリア語に対応。
- また、漢字検定や数学検定も新たに追加されます。
このように、交通遺児育英会の今回の決定は、奨学生にとって大きな背中を押すものとなることでしょう。制度の施行日は令和7年4月1日に予定されており、多くの学生への支援を期待させます。
お問い合わせ
本件についての詳細な問い合わせは、交通遺児育英会の広報課にて対応しています。連絡先は、電話番号03-3556-1789またはE-mail:
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