新時代の競馬
2019-07-09 06:00:01
中国初の「一口馬主システム」がブロックチェーンで実現!競馬新時代の幕開け
中国競馬の新たな挑戦
中国の海南省で、競馬の新たな形が誕生しようとしています。それが、ブロックチェーン技術を利用した世界初の「一口馬主システム」という革新です。このプロジェクトは、競馬ファンだけでなく、広く一般の人々にも参加のチャンスを提供します。
中国における競馬の歴史
2018年4月、習近平国家主席は中国における競馬事業に関する重要な発表を行いました。海南省において、世界最大規模の競馬場を建設し、2019年からサラブレッド系のレースをテスト開催するというものでした。さらに、最初の馬券システムの開発も決定され、この地域での競馬解禁が実現しました。これにより、国際的な競馬市場への中国の影響力も広がると期待されています。
近年の中国は「国際リゾート建設」を進めており、海南島はその中心地として注目されています。かつて競馬が非合法だった中国では、富裕層の一部が競馬を楽しむために私的なレースを開催していたことも話題となりました。
日本との比較
競馬大国、日本では、国内のG1レースで数万人の観客が集まり、掛け金は200億円を超えることもあります。2016年以降は海外レースの馬券購入も可能となり、競馬ファンの人口も増加傾向にあります。このような背景を持つ日本と異なり、中国の競馬市場は解禁と禁止が交互に行われてきました。しかし、海南省での新たな競馬構想には、強い関心が寄せられています。
一口馬主システムの概要
Winning Horse Clubの「一口馬主システム」では、競走馬の所有権を分割して販売することで、誰でも馬主になる機会を提供します。このシステムは、あらゆる人々が参加できるよう設計されており、中国だけでなく、インドや東南アジア諸国の人々も対象です。また、日本の競馬ファンも、海外の競走馬のオーナーになるチャンスがあります。
ブロックチェーン技術を活用することで、馬主資格の取得に伴うハードルを大幅に下げられ、全世界の人々と共有できるようになります。これにより、競馬に関するビジネスエコシステムが形成され、競走馬の生産、育成、売買、そして馬券販売など一連のビジネスを集約することが目指されています。このシステムにより、二次流通のプラットフォームも生まれます。
収益モデルと将来への展望
Winning Horse Clubの収益モデルは、賞金収入、取引手数料、管理費、及び広告収入を基に構築されています。競走馬がレースに参加し得た賞金の5%がクラブの収入となり、馬主権の売買によっても取引手数料が発生します。
また、会員には定期的に競走馬の最新情報が提供され、出資がより身近になります。将来的には、「競馬ブロックチェーン協会」を設立し、国際的な推進を図っていく計画もあります。
結論
この「一口馬主プロジェクト」は、中国における競馬業界の新たな足掛かりとなり、世界中の競馬ファンに新しい楽しみ方を提供します。競馬の魅力を広げるこの機会に、ぜひ馬主の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
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Winning Horse Club Ltd
- 住所
- 610 NATHAN ROAD, MONGKOK, KOWLOON, HONG KONGROOMS 1318-19, 13/F, HOLLYWOOD PLAZA
- 電話番号
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