次世代リーガルリサーチを実現するLION BOLTの実証実験開始

次世代リーガルリサーチプラットフォーム「LION BOLT」の実証実験開始

株式会社サピエンスは、リーガルリサーチプラットフォーム「LION BOLT」を、長島・大野・常松法律事務所と協力して実証実験を開始しました。このプロジェクトは、迅速かつ効率的なリーガルリサーチを実現することを目的としています。

「LION BOLT」とは

「LION BOLT」は、法律関連の情報を扱うクラウドサービスで、法律専門書や官公庁資料など、多様な情報源を一元的に検索できるシステムです。このプラットフォームの名称は、「Law Intelligence Open Network: Best of Legal Tech」の略であり、その名の通り、最新のリーガルテクノロジーを駆使している点が特徴です。

LION構想の背景

サピエンスは、知識社会の持続的発展に寄与することを使命とし、LION BOLTを通じた複数の構想を掲げています。具体的には、リーガルリサーチの効率化を図ることで、法律事務所や企業法務部はより正確で迅速な情報提供が可能となり、他の業務へのリソースを増やすことが期待されています。また、デジタルコンテンツの配信により、出版社や著者は収益化のチャンスを拡大し、必要以上に印刷コストを気にすることなくに多様なコンテンツ提供が可能になります。

実証実験の必要性

現在、法務関係者はリサーチのスピードと質の向上を求められていますが、紙媒体の文献や様々なところに散逸している情報を手作業で調査する必要が多いため、多くのリソースを消費しています。サピエンスは、自社の法律専門書出版と電子書籍ビジネスの経験を活かし、大手法律事務所から得られる実務知識を取り入れることで「LION BOLT」の正確性と効率性を高めることを目指しています。

今後の展開

実証実験では、NO&Tの弁護士によるプラットフォーム試用を通じてフィードバックを受けながら、リサーチ対象となるコンテンツの充実と検索精度の向上を図る方針です。特にNO&Tの弁護士との協力によって、より幅広いラインナップを提供できるよう努めていきます。

この実証実験を経て正規版が完成すれば、法律事務所や企業の法務部門への営業活動を開始する予定です。リーガルリサーチの未来を切り開くこのプロジェクトに今後も注目が集まります。