デルタ電子、最新のDINレール型産業用電源を発表
デルタ電子株式会社は、2026年5月20日(水)にDINレール型産業用電源の新シリーズを発表しました。「DIN Pro(上位モデル)」と「DIN Eco(標準モデル)」の二つのシリーズは、業界ニーズに応えるために設計されており、最小幅30mmのスリム設計を採用しています。これにより、制御盤内での省スペース化が実現されると同時に、電源性能の向上も図られています。
信頼性の高い電源供給
両シリーズは−40℃からの低温起動が可能で、半導体製造装置向けの耐電圧規格「SEMI F47」に準拠しています。この仕様は厳しい産業環境でも高い安定性を提供し、精密な生産ラインでの信頼性の高い電力供給を実現します。「DIN Pro」シリーズは、単相電源が5秒間150%のピーク出力に対応し、モーター起動時における瞬間的な電流の突入に対しても効果的に対応しています。
また、400VDCの入力に対応し、AI冷却用途向けの冷却分配ユニット(CDU)や、再生可能エネルギーおよび蓄電関連の分野でも、高い安定性と信頼性を持った電源ソリューションを提供しています。一方で「DIN Eco」シリーズは三相DINレール型電源を搭載しており、最大95%の高効率を達成し、エネルギーロスの削減に寄与しています。
産業界のニーズに応える技術
デルタグループの標準電源事業部ジェネラルマネージャーの陳威廷氏は、「当社は、標準電源分野における事業を強化し、多様化する産業ニーズに柔軟に対応している」と述べています。新しいDINレール型産業用電源は、電源の安定性と省スペースを両立させ、市場のニーズに応える製品として期待されています。今後も、より高電力密度、小型化、デジタル制御技術を通じて、業界リーダーとしての地位を確立していく意向です。
「DIN Pro」シリーズの単相電源は、120Wから960Wまでの出力レンジをカバーしており、高出力自動化設備向けに設計されています。このモデルは優れた耐熱性能を持ち、最大80℃の環境下での動作が可能で、60℃の条件下でもフルロード出力を維持します。データセンター、協働ロボット、EV充電ステーションなど、様々な用途での活用が見込まれています。
「DIN Eco」シリーズは、高性能とコストパフォーマンスを両立させ、340〜575Vacの三相入力に対応。また、特に「3ENA」モデルは、入力電圧上限を600Vacに拡張し、厳しい環境下でも安定した稼働を実現するための選択肢となります。
未来に向けた電力ソリューションの提供
デルタ電子は、パワーエレクトロニクス分野におけるコア技術の研究開発を通じて、スマートファクトリーや新興産業の発展を支援しています。将来的には、産業環境や多様化するインフラ需要に対応した総合的な電力ソリューションを提供し、DX時代における重要な社会基盤の構築に貢献していく方針です。詳細な製品情報については、
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デルタイニシャルの背景
デルタ電子は、1971年に台湾で創業以来、スイッチング電源や冷却ファンを中心に、パワーマネジメントや再生可能エネルギーソリューションを含む多岐にわたる製品とサービスを全世界で展開しています。国際的な評価も高く、14年連続で「Dow Jones Best-in-Class World Index」に選定されるなど、事業運営や技術革新への取り組みが評価され続けています。