スキルシェア「Sketter」
2019-07-23 06:00:01

介護業界の新たな一手!スキルシェア「Sketter」が登場

介護業界は、今、根本的な変革の時期に差し掛かっています。2019年8月、株式会社プラスロボが正式にリリースしたのが、介護施設とスキマワーカーを結ぶマッチングサービス「Sketter(スケッター)」です。このサービスは、福祉業界のさまざまなニーズに応えるために設計されており、従来の雇用形態に縛られることなく、自身のスキルを活かしたい多様な働き手を集めることができます。

Sketterの目的と背景


介護業界は2025年問題を抱えており、団塊世代が後期高齢者となることで、約55万人の介護職員が不足すると予測されています。この急増する需要に応えるため、Sketterは、資格が不要な一般業務をスキマ時間に行えるスキマワーカーを介護施設とマッチングさせるサービスです。これにより、介護従事者はより専門的で難易度の高い業務に集中できる環境が整います。

サービスの特徴


Sketterでは、介護施設側が簡単に求人を出すことができ、スケッターが自分のできる時間や仕事内容に応じて応募する仕組みになっています。応募後は、メッセージ機能を利用して疑似面接を行うことができ、相互評価システムによって信頼感も高められます。また、独自のカレンダー機能で受け入れスケジュールや応募状況を一元管理できるのも大きな特徴です。

多彩なマッチングの実績


試作版の公開以来、約400件のお仕事が投稿されており、その中にはレクリエーション活動やお散歩の同行、行事の手伝いなど多様な内容が含まれています。特に、異業種からの参加者が多数登録していることで、介護施設に新たな視点やアイデアをもたらしています。実際、スケッターとして参加した後に介護職に転職する人も増えており、福祉業界への関心の高まりが感じられます。

サポートの声から見る評価


実際にサービスを利用する福祉施設の方々からは、「異なったスキルを持つ人との繋がりができる」といった声があり、日々の業務に新たな風を吹き込んでいます。これにより、介護業務の負担が軽減され、質の高いサービスを提供することが可能になります。例えば、特別養護老人ホームでは、スケッターの知識を介護現場でシェアすることで、地域社会全体への貢献が見込まれています。

今後の展望


Sketterは、今後3年以内に登録事業所を1,000件、スケッターを3万人目指す計画です。介護施設のみならず、放課後デイサービスなど多様な福祉サービスの領域にまで展開を広げていく予定です。全国への展開を視野に入れ、地域に密着したサービス提供を進めていくことで、より多くの方々が福祉に関わるきっかけを作れればと考えています。

今後ますます注目を集める「Sketter」は、介護業界の人材不足問題への新たな解決策として、その存在意義を高めていくことでしょう。これからの展開に目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社プラスロボ
住所
東京都港区西麻布4-11-2日神パレステージ西麻布406
電話番号
050-5241-8694

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