職場の雑談しやすさ
2022-09-06 13:35:51
職場の雑談しやすさ調査:上司と部下のコミュニケーションの実態とは
職場における雑談しやすさに関する調査
昨今、リモートワークやフリーアドレスの導入によって、職場のコミュニケーション環境が大きく変わりました。こうした背景を受けて、雑談という気軽なコミュニケーションの必要性が再度注目されています。この調査は、職場における雑談のしやすさや、相手によって感じるコミュニケーションの難しさについての実態を探ります。
調査概要
この調査は『職場の居心地WEB調査』の一環として、2022年8月に実施されました。サンプル数は500人を超え、一般社員400名と部長職以上100名が対象です。主な目的は、職場内での雑談がどれほど必要とされているか、また実際に雑談を行う上での障壁は何なのかを明らかにすることです。
雑談の必要性
まず、職場における雑談の必要性について質問を行ったところ、一般社員の83%が「必要だと感じる」と回答。一方で部長職以上では93%という結果が出ました。この結果は、役職によって雑談に対する認識に違いがあることを示唆しています。特に、人の管理やマネジメントを担う部長職が雑談の重要性を高く評価するのは、自然であると言えます。ある種の距離感を縮めるためには、雑談が欠かせないのです。
雑談しやすい相手
続いて、どのような相手と雑談しやすいかについての質問も行いました。ここでは「同期や世代の近い同僚」が約7割の高い割合で雑談しやすい相手として報告され、部長職以上の52%が「部下」と答えました。歳が近い仲間同士であれば、共通の話題が豊富で自然に会話が弾むことは容易に想像できます。
雑談しにくい相手
逆に雑談しにくい相手については、役員や上司が挙げられました。約6割の回答者が役員と雑談しにくいと感じており、「失礼があったら困る」「きっかけがない」といった理由が目立ちました。この結果は、上司と部下という上下関係が雑談の障害になっていることを示唆しています。
改善に向けた取り組み
最後に、役職や世代を越えて雑談の機会を増やすための施策について、参加者からの意見を集めました。多くの意見には、オフィス内に気軽に利用できるカフェや共有スペースを設けることが挙げられました。こうしたスペースがあれば、勤務時間内にリラックスして雑談できる環境が整い、社員同士の距離を縮める助けになるでしょう。また、参加を強制しないランチ会やおやつタイムなどのイベントを企画することも効果的です。
まとめ
調査の結果から見えてきたのは、ほとんどの社員が雑談の重要性を認識している一方で、実際にそのを行いやすい環境は整っていないという点です。日常的に気軽に立ち寄れる休憩スペースを設けることや、強制しない形でのコミュニケーションの機会を増やすことで、社内のコミュニケーション改善が図れるでしょう。雑談は単なるおしゃべりではなく、職場の雰囲気やチームワークを左右する重要な要素です。これからも、職場の居心地を良くするための取り組みが求められます。
会社情報
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プラス株式会社ファニチャーカンパニー
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