インド豪雨支援
2024-08-19 18:27:40

インド・ケララ州の豪雨被災者を支援するクラウドファンディングの呼びかけ

インド・ケララ州に襲った壊滅的な豪雨



2024年7月30日、インドの最南部・ケララ州ワイナードで発生した豪雨によって、地域が甚大な被害を受けました。
今回の豪雨は、1時間に572ミリという恐ろしい降水量を記録し、数時間のうちに3つの大規模な地滑りが発生。無情にも村々が消え、数多くの地域が孤立状態に陥りました。この事態は、ただの自然災害ではなく、命に関わる深刻な状況を引き起こしています。

被害の状況



8月5日時点で確認された死者数は385人、そして250人以上が行方不明です。8月14日の政府発表によると、流されたり損傷した家屋はなんと1,555棟に達しています。ワイナードでは53の避難所が設けられ、現在でも6,759人が身を寄せていますが、その数は減少傾向にあるとはいえ、多くの人々が依然として厳しい状況に置かれています。

実は、この豪雨の直前、7月10日にはアッサム州でも大規模な洪水が発生しており、ADRAの緊急チームはその対応に追われていました。被災地域のいくつかの村を訪れたADRAのスタッフは、避難所から戻った住民の家がひどい状態であることを見て、驚愕しました。家の壁や床、さらには天井が崩れ去り、住居は生活できる状態ではなくなっています。

支援の必要性



まず第一に、インフラが崩壊した影響で停電が続き、水や食料が不足しています。地元の保健センターは多くの人々の診療に追われ、必要な医療物資が著しく不足している状況です。また、病気が蔓延するリスクも高まっており、それに対する対策が急務です。

ADRAは、以下の支援を行うことを考えています。

1. 栄養のある食事の提供:コミュニティ・キッチンにおいて、避難民に対する炊き出しを実施します。
2. 避難環境の整備:臨時シェルターや環境に配慮したトイレ、懐中電灯、マット、蚊帳、毛布などを配付します。
3. 衛生面の支援:生理用品、バケツ、石鹸、洗剤、消毒薬、歯ブラシや歯磨き粉を含む洗面キットを用意します。
4. 健康面の支援:必要な医薬品、心理的応急処置、さらには献血センターの設立(不足している血液型の献血を呼びかけます)。

クラウドファンディングの開始



困難な状況に置かれているインドの人々をサポートすべく、ADRAはクラウドファンディングを開始しました。世界的なADRAネットワークとの協力のもと、約800万円の寄付を目指しています。また、日本からは100万円の募金を目的にしています。皆さまからの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

【関連リンク】 ADRA日本支部の公式サイト

まとめ



このような難しい状況の中で、世界の人々の助けを必要としているインド・ケララ州の人々に寄り添い、支援を届けることが我々ひとり一人の責任です。ADRAは「ひとつの命から世界を変える」というモットーの下、人種や宗教、政治を超えて人々を支援する活動を行っています。皆さまのご協力をお待ちしております。


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会社情報

会社名
認定特定非営利活動法人ADRA Japan
住所
東京都渋谷区神宮前1-11-1
電話番号
03-5410-0045

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