新たな議事録作成の手法「Localog AI」
株式会社Suproleが新たにリリースした「Localog AI」は、クラウドが利用できない環境でも手軽に使用できる超軽量のオンプレミスソフトウェアです。このAI議事録ツールは、録音・文字起こし・要約をすべてオフラインで行うことができ、特に金融機関や自治体など情報漏えいリスクに敏感な組織に最適です。
開発背景
日本国内では多くの組織がクラウド型AIの利用に二の足を踏んでいます。その理由は、セキュリティ面での懸念から、特に金融業や医療機関などでは、議事録作成に平均2.7時間もかかっている現状があります。このような課題を解決するために「Localog AI」は開発されました。
Localog AI β版の特長
「Localog AI」にはいくつかの顕著な特徴があります。
- - 高速文字起こし:最新の音声認識技術「Whisper.cpp」を使用し、高精度なテキスト認識を実現。
- - 要約生成:TinySwallow 1.5Bモデルによる決定事項や次回アクションの抽出機能。
- - スタンドアロン運用:ネットワークから完全に切り離して運用できるため、安全性が高い。
- - 無償トライアル:初期設定サポート付きで、試しやすい環境が整っています。
さまざまな利用シーン
会議終了後には、PC上に自動的に議事録が生成されます。これにより、従来の個人による転記作業が大幅に削減され、業務の効率化が図れます。また、閉域ネットワークを使用しているオフライン端末でも試用可能なため、システム部門によるセキュリティ審査が簡略化されるのも大きな利点です。
βテスター募集
「Localog AI」のβテスターを募集しています。応募資格は、金融や医療、自治体等のクラウド利用に制限がある企業が対象です。先着15社までの枠で、応募は公式サイトの「お問い合わせ」フォームから行えます。参加者には正式版の割引やフィードバックを優先的に実装する特典が用意されています。
代表のコメント
代表取締役の大宅康喜氏は、「Localog AIは“クラウド禁止でもAIを諦めない世界”を目指す第一歩です。ぜひ、ユーザーの声をお寄せください。」と述べています。日本の企業がAI技術を活用する新しい潮流が、Localog AIから生まれることを期待しています。
企業情報
株式会社Suproleは、AIを日常に取り入れることを目指し、直感的なデジタルトランスフォーメーションを推進しています。このユニークな立場から、最先端のAIソリューションを提供するスタートアップ企業です。京都府京都市左京区に本社を置いています。また、問い合わせは公式サイトを通じて行うことができ、事業内容の詳細もそこから確認できます。
「Localog AI」は、議事録作成の新たなスタンダードを目指しています。機能性やセキュリティの両立を図ったこのサービスが、これからのビジネスシーンにどのような影響を与えるのか、注目が集まります。