ソフトキューブが新たに発表した3D切削シミュレータ『Virtual NC』
ソフトキューブ株式会社は、業界に新しい風を吹き込む製品として、3D切削NCシミュレータ『Virtual NC』を発表しました。このソフトウェアは、主に立型や横型のマシニングセンタで使用されるNCプログラム(Gコード)を解釈し、その切削状態を3Dで可視化することに特化しています。
Virtual NCの特徴
このシミュレータは、実際の加工に入る前にPC上で加工結果を確認できるため、多くの利点があります。その中でも特に注目されるのは、工具の衝突を未然に防ぐこと、プログラミング時間の短縮、そしてコスト削減が実現できる点です。これにより、加工業者は手入力のNCプログラムを最大限に活用できるようになります。特に、長年の経験に基づく操作が求められる分野で、時間と工数を大幅に減少させることが可能です。
開発の背景
市場には多くのNCシミュレータがありますが、高機能な製品は高価格で、導入が難しいという課題がありました。また、多くの加工現場では依然として実機での加工試験が主流であり、IT化が進まない現状も問題視されています。そこで、ソフトキューブは、金属加工業者に満足してもらえるような、使いやすく念頭に置いた高機能シミュレータを開発しました。
この『Virtual NC』は、無料で始めることができ、低価格のサブスクリプションモデルで提供されるため、大小様々な企業にとって導入のハードルが低く設定されています。特に、小規模な町工場から大企業まで多くの利用者が期待されています。
選ばれる理由
『Virtual NC』が選ばれる理由は以下の通りです:
1.
スグに使える:パソコンとネット環境があれば、すぐに導入可能です。
2.
処理速度:マルチスレッドによる高速処理で、加工結果が瞬時に得られます。
3.
高機能:高価格のシミュレータと同等の高機能を、低価格で実現。
4.
低価格:無料からスタートし、サブスクリプション型で利用可能。
5.
手厚いサポート:オンラインでの迅速なサポート体制。
主要機能
Virtual NCの主要機能として、以下のような特徴があります。
- - Gコードのテスト加工:手入力したNCプログラム又はCAMソフトの出力プログラムを用いて、実機レスでテスト加工が可能。
- - 色分け表示:削り込みと削り残しをそれぞれ色分け表示し、加工結果を迅速に確認できます。
- - 工具衝突の自動検出:加工機のクラッシュを避けるため、ホルダや素材、治具との衝突チェックが行えます。
- - 回転時の衝突検出:4軸や5軸加工に対するNCプログラムのチェックを簡素化。
- - マクロによるエラーチェック:エラー対策や技能向上にも対応した仕組みを提供。
また、5軸加工における最適工具姿勢を算出する機能も備えており、最適な工具の使用を実現します。
ダウンロード情報
Virtual NCは、高機能な無料版と魅力的な有料版を提供しています。興味のある方は、公式サイトからぜひダウンロードしてみてください。
公式サイトのリニューアルに伴い、サポート体制も拡充され、会員向けコミュニティサイトも設立予定です。これにより、ユーザー同士の交流や技術的なサポートがさらに充実する予定です。
会社概要
この革新的な製品の開発を行ったのは、ソフトキューブ株式会社です。代表取締役社長の北村雄吾氏を中心に、エンジニアリング系システムや3DCADのカスタマイズ、Web関連のシステム構築など多岐にわたる事業を展開しています。大阪府守口市に本社を構え、専門的な知識と技術を活かして多くの顧客にサービスを提供しています。
問い合わせは、ソフトキューブ株式会社までご連絡ください。