新たな通販体験「推し活コマース」が始まる
テレ株式会社が展開する音声通販サービス「テレAI」は、新たな試みとして歌舞伎俳優である四代目市川九團次さんの声を用いた電話注文システムを開始しました。このサービスは、「推し活コマース」という新たな買い物体験を提供し、商品の魅力をより多くの人々に伝えることを目指しています。
「推しの声」での注文プロセス
このサービスでは、テレビで放送されるインフォマーシャル『国宝九(こくほうきゅう)グルメ』に合わせて、九團次さんの音声で電話注⼊を受け付けます。視聴者は、多くの製品の魅力を感じた後、すぐに九團次さんの声に迎えられながら電話で注文を行うことができます。これにより、ただの商品購入を超えたエンターテインメント性がある「購入体験」が創出されます。
EC市場における電話注文の必要性
近年、EC市場は急成長していますが、特にシニア層の中には「インターネットの利用に不安がある」や「会員登録が煩わしい」という理由から電話注文の需要が依然として存在しています。テレ株式会社は、この層を約2200万人と推計しており、こうした人々へのアプローチが必要だと考えています。
一方で、通販企業は大量の電話が殺到する「機会損失」や、「コールセンターの人材確保」に悩まされており、その解決策が求められています。
テレAIの利点
テレAIは、そのすべてを効率的に解決するために開発されたサービスです。AIが電話の応答を自動化し、音声データを受注データに変換します。これにより、24時間365日・同時に無制限の着信が可能となり、企業は運用コストを46%削減しながら、注文率が141%向上することが実証されています。
買い物体験のエンターテインメント化
特に注目すべき点は、市川九團次さんの声を用いることで、機械的な音声応答を超えた、人間らしい温かみを持った体験を提供できることです。このように、購入決定をしたお客様が高揚感を持続したままスムーズに購入を完了できる仕組みが、顧客のブランドへの愛着を育む一助となります。
企業のコメント
「私たちが目指すのは『人に優しいデジタル化』です」とテレ株式会社の代表取締役平野晃弘さんは述べています。「100年以上前から人々の生活に根付いている『電話』と、最先端のAIを融合させることにより、誰もがワクワクしながらスムーズに買い物できる社会を理解することに貢献したい」と言います。その背景には、通販企業の新たな収益モデルを提供しつつ、デジタル化に不安を抱える人々をサポートする意向があります。
大五通商の取り組み
今回のプロジェクトを共に進める大五通商株式会社は、国産の「国邦九」を展開しています。この商品は、新鮮で品質の高いウナギを用いており、九團次さんの声と共にその魅力が多くの人々に届けられればと期待されています。
インフォマーシャルを通じて商品を購入することができる新たな体験を提供する「推し活コマース」は、消費者に愛着を生む新しいスタイルの通販として注目を集めています。この取り組みがもたらす新たな可能性に、今後も期待が寄せられています。