サイバーリンク、インテルとのコラボで動画編集に革新
台湾台北からのニュースとして、サイバーリンク(CyberLink Corp.)が、インテルと提携し、人気動画編集ソフト「PowerDirector」の最新機能アップデートを発表しました。このアップデートでは、オンデバイスAI動画フレーム補間機能が追加され、ユーザーは魅力的かつ滑らかな4K動画を簡単に制作できるようになります。
AI動画フレーム補間機能の仕組み
新しいAI動画フレーム補間機能は、Intel® Video Processing Library(VPL)を活用しています。これにより、元の動画の動きや映像情報を高度に解析し、フレーム間のギャップを検出してAIが自動で新しいフレームを生成します。このプロセスにより、例えば、24fpsや30fpsの動画を120fpsに迅速に変換できるため、視覚的にもスムーズで高品質なコンテンツが生まれます。
デバイス上での処理の可能性
さらに、インテルのCore Ultraプロセッサーを駆使することで、AI動画フレーム補間はデバイス内で実行されるようになりました。このエッジ処理により、クラウドに依存することなく、コストも削減しつつ、高速な動画フレーム補間が可能になります。この革新は、特にクリエイターやプロフェッショナルにとって大きな利点となるでしょう。
サイバーリンクのビジョン
サイバーリンク社のプレジデントであるヴィンセント・リン氏は、この新技術によって「ユーザーに最先端かつ使いやすい動画編集機能を提供することに全力を注いでいる」とコメントしています。そして、Intel® VPLを統合したPowerDirectorは、フレームレート変換の品質とコンテンツ制作の可能性を新たな水平へと引き上げると強調しました。
インテルの視点
インテルのAIソフトウェアエンジニアリング部門VP、スディール・トンセ氏も「AIの力を活用することで、通常の映像を比類のない滑らかさで補間するツールを提供している」と述べています。これはコンテンツクリエイターにとって革新的な技術であり、今後の動画制作のスタンダードになる可能性があります。
まとめ
AIによる動画編集機能の向上は、PowerDirectorが提供する多くの機能の中での一つであり、プロフェッショナルレベルのコンテンツ制作の新たなスタンダードとなるでしょう。今後、さらなる技術革新が期待されます。詳細は公式ウェブサイトやソーシャルメディアで確認できます。
PowerDirector公式サイト:
PowerDirector
PowerDirector公式Instagram:
PowerDirector Instagram
サイバーリンク公式ブログ:
公式ブログ
サイバーリンクは1996年に設立され、その後デジタルマルチメディア分野でのリーダーとして成長してきました。これからも新しい動画編集体験を提供し続けることでしょう。