さかうえと志布志市が連携
2022-12-22 19:25:06

農業担い手育成へ! 株式会社さかうえと志布志市が連携協定を締結

農業担い手の育成・確保に向けた新たな取り組み:株式会社さかうえと志布志市の連携



日本の農業は、高齢化と後継者不足という深刻な課題を抱えています。この問題の解決に向けて、民間企業と行政が連携し、農業担い手の育成・確保に取り組む動きが活発化しています。

2022年12月20日、鹿児島県志布志市では、株式会社さかうえと志布志市が連携協定を締結しました。この協定は、農業法人である株式会社さかうえと志布志市が協力し、農業担い手の育成・確保を促進することで、地域農業の振興と活性化を目指しています。

連携の目的と内容



今回の連携協定の目的は、株式会社さかうえと志布志市が協力し、農業担い手の育成・確保に取り組むことで、志布志市の農業振興と地域活性化に貢献することです。

具体的な連携事項としては、以下の4点が挙げられます。

1. 志布志市で農業を志す人に対する研修受入:株式会社さかうえが、農業を志す人に対して、実践的な研修を提供します。
2. 若手農業リーダーの育成: 農業技術だけでなく、経営感覚にも優れた若手農業リーダーを育成します。
3. 情報発信: 農業に関する情報発信を強化し、地域住民への理解を深めます。
4. その他: 本協定の目的を達成するために必要な事項

志布志市長のコメント



志布志市長は、新規就農者の確保・育成に向けて、長年取り組みを行っており、その成果として、農業公社研修制度による面積の増加や新規就農者の増加を挙げています。

今回の連携協定について、株式会社さかうえとの連携により、農業研修機関を拡大し、志布志市農業サポートセンターを核とした連携協力体制を強化することで、農業における多様な担い手の育成と地域活性化が期待されると述べています。

株式会社さかうえ代表取締役坂上隆氏のコメント



坂上隆氏は、農業が抱える課題として、命を扱う産業であることと、地域に密着していることを挙げ、地域の方々の協力が不可欠であると強調しています。

地域との連携を強化し、新しい農業の形を創り出すことで、将来的には農業を「楽しい」と思える世の中を目指したいと考えています。

農業界の現状と課題



日本の農家は減少の一途を辿っており、2015年には130万戸あった農業経営体数は、2022年には100万戸を割り込みました。2030年には50万戸を割り込むという予測も出ています。

さらに、農業経営体の規模別構成比も変化しており、2020年には小規模農家が全体の90%を占めていましたが、2030年には75%に減少する見込みです。一方、中規模農家と大規模農家の構成比は増加すると予測されています。

このような状況から、農業者の大規模化は必然の流れであり、経営力を持った農業者の育成が重要となっています。

アグリバレー構想



株式会社さかうえは、農業版シリコンバレーとも呼ばれる「アグリバレー」の実現を目指しています。アグリバレーは、農業を中核として、人材や企業が集まり、新たな価値を創造することで、農業の持続的な発展を目指すものです。

アグリバレー構想は、農業の発展を最大化し、農業の魅力を高め、地域社会への波及効果を拡大することを目指しています。

株式会社さかうえについて



株式会社さかうえは、全スタッフの約半数が30代以下で、その半数以上が県外出身者という若い企業です。

若手スタッフに積極的に仕事を任せることで、経験と知識を積ませ、成長を促進しています。また、社員の育成だけでなく、農業経営者の育成・独立支援にも力を入れており、農業の成功確率を高め、持続可能な産業へと発展させることを目指しています。

株式会社さかうえの会社概要



  • - 社名: 株式会社さかうえ
  • - 所在地: 鹿児島県志布志市志布志町安楽2873-4
  • - 代表取締役: 坂上隆
  • - 事業内容: 農畜産物、牧草飼料の生産、販売
  • - 設立: 1995年
  • - 従業員数: 116名
  • - 会社HP: https://sakaue-farm.co.jp/
  • - 里山牛HP: https://satoyama-beef.com/

会社情報

会社名
株式会社さかうえ
住所
鹿児島県志布志市志布志町安楽2873-4
電話番号
099-473-1990

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