名古屋に新たな優しさの形登場
2025年5月、名古屋市北区のSAKUMACHI商店街にある「アバター菓フェ OKASHI tabetai」は、人と人との絆を強めるユニークなサービス「貸シタベチケット」を導入しました。この新サービスは、利用者が“誰かのために”駄菓子カフェの入場チケットを購入し、支援を必要とする人に“貸し出す”という仕組みです。
「貸シタベチケット」の仕組み
「貸シタベチケット」では、購入者がチケットに「この人に使ってほしい」といったメッセージと条件を記入して店内の掲示板に展示します。たとえば、「子どもたちに駄菓子を楽しんでもらいたい」や「疲れた学生を応援したい」などの想いが込められています。条件に当てはまる方がこのチケットを受け取り、無料でOKASHI tabetaiを利用できます。
使用後は、借りた人が感謝のコメントを書き込み、回収箱に投函することで、優しさの循環が生まれます。このように、チケットはただの入場券ではなく、人々の思いや優しさを伝える役割を果たしています。
地域とのつながりを育む新たな挑戦
「アバター菓フェ OKASHI tabetai」は、障がいのある方やシングルマザーなど、さまざまなバックグラウンドを持つスタッフがアバターを使って接客を行う、日本初の遠隔接客型駄菓子セルフカフェです。この新サービスは、店舗が誰でも気軽に訪れられる場所となることを目的にしています。
『貸シタベチケット』の導入により、店は「優しさの可視化」を実現し、地域と世代を超えて人々のつながりを深める場として機能します。訪れた人々が「来てよかった」と感じ、再りたいと思えるような空間を創り出すことがBを目指しています。
魅力的な利用プラン
「貸シタベチケット」の利用方法はシンプルです。購入者は、800円でチケットを購入し、名前や利用条件を記入した後、店内に掲示します。条件に合った利用者はそのチケットを受け取り、駄菓子を楽しむことができます。使用した後は感謝のコメントを記入し、回収BOXに投函することで、サービスが持つ優しさの輪をさらに広げていく仕組みとなっています。
株式会社ALiENの理念
この新しい試みについて、株式会社ALiENの代表取締役・中村暢孝氏は次のように語っています。「私たちは、テクノロジーとアイデアの力で人間の可能性を引き出したいと思っています。この『貸シタベチケット』は、小さな思いやりが他の誰かを支える仕組みです。お互いに優しさを感じることができる循環を生み出していきたいと考えています。」
施設情報と営業時間
「アバター菓フェ OKASHI tabetai」は愛知県名古屋市北区大杉1丁目19-11に位置し、駄菓子を心ゆくまで楽しむことができるカフェとして人気を集めています。
- - 営業時間:11時00分~19時00分(カフェ)、19時30分~22時30分(バー)
- - 定休日:火曜
- - 利用料金:入場+駄菓子食べ放題は大人800円、高校生700円など。
この新サービスは、地域に根付いたコミュニティの一助となり、人々の優しさが目に見える形で広がることを期待しています。