「ottaシニア見守りサービス」
2025-09-12 17:12:53

敬老の日に向けた新たな安心の形「ottaシニア見守りサービス」全国展開

敬老の日を祝う新しい見守りサービスが全国展開へ



敬老の日が近づく中、日本の高齢社会において重要な役割を果たす「ottaシニア見守りサービス」が、2025年9月より全国的に提供されることが発表されました。福岡市に本社を置く株式会社ottaが手がけるこのサービスは、高齢者の暮らしを見守るための専用端末を提供し、離れて暮らす家族に安心を届ける画期的な取り組みです。

サービスの特長と背景



これまでこのサービスは、大阪府箕面市や福岡県福岡市、和歌山県和歌山市などの一部地域で運用されていましたが、近年の都市部を中心に見守りネットワークの拡充を背景に、その提供エリアを全国に広げることが決まりました。

この専用端末は、小型で軽量かつ充電不要という特長を持ち、一般的なGPS端末とは一線を画しています。ontaシニア見守りサービスは、地域の見守りネットワークを基盤にしており、日常的に使う持ち物に装着することで、高齢者の外出時や帰宅時の通知が家族のスマートフォンに届く仕組みです。これにより、離れて暮らす家族は、いつでも安否確認ができるようになります。

日本は高齢化が急速に進行しており、65歳以上の人口が2024年には3,625万人に達し、全国の人口の約3割を占める見込みです。そのため、高齢者の見守りニーズはますます高まっており、特に単身世帯の増加や認知症による行方不明者の問題は深刻です。警察庁のデータによると、2024年の行方不明者の約30%が65歳以上の高齢者であり、この状況を改善するための新しい見守りサービスの導入が急務となっています。

課題解決への取り組み



従来の見守り端末に対する課題として、大きさや重さ、充電の手間、プライバシーへの抵抗感などがあります。これを受けてootaは、「小さく」「軽く」「充電不要」という特性を持つ端末を開発しました。高齢者が日常生活に自然に取り入れられるように設計されており、負担を最小限に抑えています。また、GPSのような常時追跡機能がないため、プライバシーへの配慮も行き届いています。

ottaシニア見守りサービスの仕組み



このサービスは、「otta見守りネットワーク」という独自の位置情報プラットフォームを基にしています。駅や店舗、学校などの固定スポットに加え、「見守り人アプリ」を使用する地域住民のスマートフォンや走っているタクシーも見守りスポットとして活用します。これにより、広範囲のカバーが可能となっており、見守り端末を持つ高齢者が見守りスポットを通過した際に、位置情報が自動的に記録されます。この情報は、家族が簡単に確認できる形になっています。さらに、警察などの公的機関とも緊密に連携し、万が一の際の捜索支援にも対応しています。

自治体との連携と導入実績



ottaシニア見守りサービスは、すでに複数の自治体に導入されており、大阪府箕面市や福岡県福岡市では地域包括ケア事業として利用されています。これらの自治体では、無料でサービスを体験できる取り組みも行われています。

今後の展望



このサービスは、子どもから高齢者までの家族全員を見守れる社会インフラを目指しており、全国の自治体や企業との連携を強化し、地域ぐるみの見守りネットワークをさらに拡充していく計画です。高齢化が進んでいますが、it技術を活用して家族の安心を支える新しいサービスが、今後の高齢社会において重要な役割を果たすことが期待されます。

会社概要


  • - 設立: 2014年10月
  • - 代表者: 山本 文和
  • - 所在地: 福岡市中央区天神4丁目4番11号天神ショッパーズ福岡8F
  • - 事業内容: スマート見守りプラットフォームの開発と運営
  • - 公式サイト: otta公式サイト

このように、高齢者の見守りに特化した新しいアプローチが、より多くの人々に安心をもたらすことを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社otta
住所
福岡県福岡市博多区下川端町1-1明治通りビジネスセンター本館6F
電話番号
092-261-2826

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