三菱自動車トライトンに搭載されたナノイーX技術の革新
パナソニックのナノイーX発生装置が、2026年2月19日発売予定の三菱自動車のピックアップトラック「トライトン」に初めて採用されました。これにより、日本向けモデルにナノイーXが搭載されるのは今回が初の試みです。
ナノイーとは、空気中に存在する水分に高電圧を加えて生成される微細なイオンで、特にOHラジカルが豊富に含まれているのが特徴です。このOHラジカルは、様々な物質に強く作用するため、脱臭や菌、さらに花粉の抑制といった多様な効果を持っています。その能力を強化したのがナノイーXであり、従来のナノイーの10倍の生成量を誇ります。
この技術は、すでに鉄道や病院、オフィス、ホテル、商業施設など、さまざまな公共機関で広く採用されており、2024年にはグローバルで累計出荷台数が1億台を突破する見込みです。これまで三菱自動車は、海外向けモデルにナノイーXデバイスを採用し、高い評価を得てきました。
「トライトン」は、タフネスと上質さを兼ね備えたピックアップトラックとして知られていますが、単に外観や性能だけでなく、車内の空気の質にも配慮されています。ナノイーXはフルオートエアコンと連携し、外気温や車内温度に応じて自動で温度や風量を調整します。
さらに、このナノイーXがエアコンを通じて室内に放出されることで、車内全体の空気を清潔に保つことができます。リヤサーキュレーターによって車内に循環することで、快適なドライブをサポートするのです。
パナソニックは、家電分野、車載分野、住宅関連といったさまざまなシーンでナノイー技術を活用し、より快適な空間づくりに貢献していく考えです。ナノイーはその独自の特性を生かし、今後ますます広がることでしょう。
わずかな微粒子イオンであるナノイーですが、その効果は非常に大きいものです。例えば、ナノイーXは約6畳の室内では、12分後にタバコの臭いを大幅に低減させることが実証されています。また、浮遊する菌は4時間後には99%抑制できるとされ、アレル物質に関しても24時間後に99%以上抑制する実績があります。
このナノイーX技術の導入は、単に快適な車内環境を提供するだけでなく、ドライバーや乗客の健康を守るための新たな試みでもあります。これからの自動車には、性能やデザインの面だけでなく、いかに快適で健康的な空間を提供できるかが求められているのです。
最先端の技術を駆使した三菱自動車の「トライトン」とパナソニックのナノイーX装置の組み合わせにより、未来の車社会における新たな価値が生まれることに期待が高まります。