第67回学展の魅力
2017-05-24 14:39:29
ルーブル美術館に作品展示!第67回学展の新たなる挑戦
学展が紡いでいく新たなアートの世界
今年、60年以上の歴史を持つ日本の学生アートコンペティション「第67回学展」が新たにスタートします。1950年に設立され、学生のためのアートの祭典として長年親しまれているこのイベントは、毎年多くの才能あるアーティストたちを輩出しています。今年の学展では、特に注目すべきポイントがいくつも盛り込まれています。まず、受賞作品の一部が世界的な美術館、ルーヴル美術館で展示されることが発表されました。
受賞作品がルーブル美術館へ
受賞した学生の作品は、パリの名門美術館、ルーヴルに展示されることが決まりました。これは、学生アーティストにとって大きな名誉であり、特にフランスのサロン「Salon des Beaux Arts」での展示も行われる予定です。このサロンは、歴代の著名なアーティストたちが関与しており、フランスの文化において重要な役割を果たしています。過去には、マティスや藤田嗣治などがここで名を馳せたという背景があります。
新設されたデジタル部門
また、今年は新たにデジタルアート部門が設けられました。近年、デジタル・グラフィックアートの作品が増えてきていることを受けて、この部門が開設されたのです。若手アーティストたちの新しい表現の場として、非常に意義ある試みと言えるでしょう。従来の油絵などの技法に限らず、自由な発想で数々のデジタル作品が生まれることが期待されています。
国内のアートイベントと提携
学展は、国内での重要なアートイベントとも提携し、受賞作品を特別に出品します。例えば、新宿で行われる「新宿クリエイターズ・フェスタ」や、渋谷区後援の「渋谷芸術祭」との連携により、学展の受賞作品が多くの人々と触れ合う機会が設けられます。これにより、都会のアートシーンでの学生アートの認知度がさらに高まることでしょう。
美術手帖による評価と紹介
授賞式の様子や大賞受賞者へのインタビューは、美術専門メディア「美術手帖」のウェブ版で詳しく紹介される予定です。このようなメディアによる評価は、受賞者にとってさらなる励みとなりますし、彼らの作品が広く認知される貴重な機会ともなります。また、外国人観光客向けのフリーペーパー「WAttention Paris」にも受賞作品が紹介され、国際的な展開も見込まれています。
学展の背景と目的
学展は、初代会長を安井曾太郎氏とし、学生油絵の振興を目指して1950年に設立されました。今では、学生の美術活動を幅広く支援し、国際的な交流と文化の向上にも寄与しています。毎年1,000点以上の作品が応募され、優れたアーティストの登竜門としての役割を果たしています。学展は、内閣官房が推進する「beyond2020プログラム」にも参画し、日本の文化の魅力を発信しています。
第67回学展の概要
「学展」は、今年の8月1日から4日まで、東京都足立区のシアター1010で開催されます。出展資格は、小学生から大学生、さらには一般部門も含めて幅広く設定されています。審査や選考を行う審査員には、美術館の館長や評論家などの著名な専門家が名を連ねています。応募方法は、WEBと手書きの両方で受付けており、多くの学生の参加が期待されています。
アートの世界で新たに羽ばたく学生たちの活躍が楽しみな「第67回学展」。その魅力を存分に味わえる機会をお見逃しなく。
会社情報
- 会社名
-
学展事務局
- 住所
- 東京都港区港南3-7-10-1404
- 電話番号
-
03-3458-5843