暑さに備えるための入浴習慣を見直そう
新型コロナウイルスの流行を経て、私たちの健康維持のために注目されているのが入浴です。入浴はただ体を清潔に保つだけでなく、体温を上げるためにも非常に重要であることが分かっています。特に、花王株式会社が行った調査によると、入浴の温熱作用は免疫力の向上や、暑さに強い体を作るために効果的です。
入浴の重要性
過去の調査では、健康に留意するために「規則正しい生活」や「十分な睡眠」に加え、「入浴による体温上昇」を意識する人が増えています。しかし、夏になると多くの人がシャワーを好み、湯船につかる回数が減少してしまいます。特に、男性は冬に比べて夏に湯船に入る時間が少なくなる傾向にあります。
夏場、湯船での入浴が減少するのは、温度が高いためシャワーで済ませたい気持ちも理解できますが、入浴によるリラックス効果は見逃せません。暖かい湯に浸かることで体がリフレッシュされ、日々の疲れを和らげることができるのです。
暑熱順化トレーニング
近年、夏の気温が異常に上昇し、「地球沸騰の時代」とも言われるようになっています。そのため、ゴールデンウィーク前から暑さに対する体を整えることが重要です。暑熱順化トレーニングがその一環として提案されています。具体的な方法としては、運動(ウォーキング30分、あるいはサイクリング30分)や入浴(湯船につかること)を取り入れることが推奨されています。
このトレーニングは、体を徐々に暑さに慣れさせるために必要です。急な気温の変化に体が追いつかないと、熱中症のリスクが高まります。したがって、入浴を通じて汗をかく習慣を持つことが、夏を快適に過ごすためのカギとなります。
入浴は2日に1回の頻度で行うと良いとされており、簡単に生活に取り入れやすい方法です。特に、運動が苦手な方でも、この取り組みならば続けやすいことでしょう。
入浴剤を取り入れたリラックス法
暑い季節でも心地よい入浴を楽しむために、入浴剤を使用するのも良いアイデアです。香りや発泡感を楽しむことができ、日常の入浴が特別なひとときになります。特に夏場は、ぬるめの温度でクールタイプの炭酸入浴剤を用いると快適に過ごせるのでおすすめです。
さわやかな香り広がる入浴剤を使えば、リラックスしたバスタイムが楽しめます。これこそが、暑い日々を快適に過ごすための理想的な入浴法と言えるでしょう。
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健康維持やリフレッシュのためにも、入浴の重要性を再認識し、ぜひこの機会に入浴習慣を見直しましょう。