最近、シンキングデータ株式会社が株式会社コロプラの新しいゲーム『異世界∞異世界』に関して、データ活用基盤『ThinkingData』の導入を発表しました。GameOnによると、『異世界∞異世界』はスマートフォンおよびPC向けに展開され、多彩な人気キャラクターが参加するゲームです。プレイヤーは自らのお気に入りのキャラクターを集めてパーティを組み、冒険やダンジョンを攻略することが求められます。さらに集めたキャラクターのフィギュアを楽しむことや、他作品のファンと交流する機会も提供されると言われています。
事前登録者に対しても特典が用意されており、サービス開始時にはガチャ10連分の無料アイテムなどのプレゼントも計画しています。
導入の背景
シンキングデータが『ThinkingData』を導入した理由は大きく二つあります。第一の理由は、コロプラ社がグローバル展開を視野に入れている点です。コロプラ社はこれまでの国内での実績をもとに、国際市場への進出を強化しています。『ThinkingData』は、アジアをはじめとした様々な地域のゲームタイトルに対応してきた経験が豊富で、ローカライズや地域特性に基づいたデータ分析が可能です。このため、コロプラ社は本プラットフォームを通じて、グローバル基準のデータ活用に必要なノウハウを積極的に蓄積しようとしています。
第二の理由は、『異世界∞異世界』を基盤としたデータ分析の効率化です。アプリゲーム市場は非常に競争が激しく、ユーザーの要望や動向を迅速に把握して運営に取り入れることが不可欠です。そこでコロプラ社は『ThinkingData』の導入により、リアルタイムで詳細なデータを確認できる体制を整え、チームが迅速に意思決定を行えるようにしています。また、ユーザー行動に基づくセグメント分析を通じて、個々のプレイヤーに合ったパーソナライズされた体験を提供することを目指しています。
今後もシンキングデータ株式会社はユーザーに最適な体験を届けるため、データに基づいたゲーム運営の支援を続ける予定です。これにより、新作ゲームがいかにして市場での競争力を高めるのか、その動向に注目が集まります。
コロプラの企業情報
コロプラは、GPSを活用した革新的な位置ゲーム『コロニーな生活』を展開した企業として知られています。その後も『白猫プロジェクト』や、ブロックチェーンを利用した『Brilliantcrypto』など、新しいエンターテインメントを創造する企業としての立場を確立しました。コロプラのミッションは「日常をより楽しく、より素晴らしくすること」であり、その実現に向けて新しい体験を提供し続けています。
シンキングデータの企業背景
シンキングデータ株式会社は、シンガポールを本社としたグローバルテクノロジー企業です。創業から8年で、1,200社以上のクライアントにサービスを提供し、6,000本超のゲームタイトルのデータ分析を行っています。2022年には日本市場への本格参入を果たし、専用ツールやデータ分析法を活用した支援を積極的に展開しています。このような背景から、両社の提携は注目に値する取り組みとなります。