夏のアイスと氷菓の消費動向：週1回以上が7割、価格重視から味重視へ移行

アイスと氷菓の消費動向

近年の調査によると、夏場にアイスやかき氷を食べる頻度は驚くほど高く、なんと7割以上の人が週1回は食べていることが分かりました。特に「週に2～3回」という回答が最も多く、夏の暑い日はこれらの冷たいスイーツが人気を集めています。

アイスと氷菓の選択傾向

アイスクリームと比べてかき氷の好まれる傾向は、年代によって異なります。調査結果によると、若い世代（20代以下）の殆どはアイスクリーム派で、50代、60代になるにつれてかき氷の人気が高まります。特に60代以上ではかき氷を好む割合が16.9%に達します。これは、アイスクリームよりも少し控えめな甘さがシニア世代にとって好まれているためかもしれません。

食べたくなるタイミング

調査では、「食べたくなるタイミング」についても興味深い結果が見られました。全体の53.6%が「気温が高く、暑いと感じたとき」にアイスやかき氷を食べたくなると答えました。特に60代以上ではこの傾向が顕著で、63.9%がこの理由を挙げています。では、20代以下の世代はどうかというと、42.5%が同様の回答をしましたが、その値には20ポイント以上の差が見られます。

購入時の重視ポイント

アイスやかき氷を購入する際の重視ポイントには、大きな差があります。「味」と「価格」が突出しており、全体の68.4%が「味」を重視する回答をしました。続いて58.8%が「価格」を重視すると答えています。若い世代はコストパフォーマンスを重視しますが、40代以降の世代はおいしさに対して重視する傾向が強まっています。このように、世代によって価値観が異なるのは面白いポイントです。

価格への許容度

アイスやかき氷に支払う金額についても調査が行われました。その結果、コンビニやスーパーで購入する場合、最も多いのは「100〜149円」で34.8%でした。一方、外食のかき氷に関しては「400〜599円」が最多で21.0%。面白いことに、20代以下では「1,000円以上」を許容する割合が26.6%にも及ぶことが明らかになりました。彼らは氷菓に付加価値を見出しやすい傾向がありますが、28.3%は外食のかき氷は食べないと回答しています。