子どもたちの夢を支える新プロジェクト、鳴門市で成功裡に開催
鳴門市で行われた「うずっ子夢のたねプロジェクト2025」では、子どもたちの将来の夢を形にするためのプレゼンコンテストが開催されました。この取り組みは、地域の支援を受けて子どもたちの夢を応援するものであり、地域初の試みとして注目されています。
プロジェクト概要
「うずっ子夢のたねプロジェクト2025」は、子どもの夢を実現するためのアイデアやアクションプランを募り、その中から選ばれた夢に対して市が専門家とのマッチングや体験の機会を提供します。このプロジェクトは、教育長や市の子ども未来創造部などの協力のもと、子どもたちの創造性を引き出すことを目指しています。
ユニークなプレゼンテーション
9月7日、鳴門市役所で開催されたプレゼンコンテストでは、一次審査を通過した5組の子どもたちが自分たちの夢についてプレゼンテーションを行いました。審査委員には、本市教育長や地域の子どもまちづくり推進協議会の会長が参加し、審査が行われました。子どもたちの発表は緊張感と期待の中で行われ、それぞれが心のこもったプレゼンを行った結果、今年度支援される「夢」が選ばれました。
選ばれた夢
今年度の支援が決まったのは、パティシエになりたいと願う小綿三空さんと、農家を継ぎたい杉本杏さんからなる「チームりぼん」です。彼女たちは、地元の食材を使った素敵なお菓子を作る夢を持っています。この夢は、彼女たちが小学校1年生の頃からの友達であることがきっかけで生まれました。地元の食材を最大限に活かし、感動を与えるスイーツを作りたいと語る姿は、聞く人々の心を掴みました。
その他の受賞者たち
コンテストでは「夢チケット」を手にすることができなかった子どもたちにも、それぞれに賞が授与されました。「未来が楽しみで賞」には春高バレーボールへの出場を目指す「明神キッズ」のメンバーが選ばれ、「みんなびっくり賞」は声楽家を目指す小学3年生のここみさんが受賞。さらに、「自分らしさピカイチ賞」「みんなを夢中にさせたで賞」の受賞者も、個性豊かで素晴らしい夢を発表しました。
今後の支援計画
選ばれた「チームりぼん」の2人が夢を叶えるための具体的な支援内容については、これから市と話し合いが進められます。2人は「食べる前に感動するスイーツを作りたい」との意気込みを示し、日本一のパティシエから技術を学びたいとしています。支援の内容や進展については、今後も随時報告される予定です。
このプロジェクトは、未来の可能性を秘めた子どもたちとその夢が地域の支援を受けながら形を持っていく過程を見守る素晴らしい機会です。子どもたちの成長を応援し、地域が一体となって彼らの夢を実現する様子には大いに期待が寄せられています。今後の進展が楽しみです。