ウイングアークとインフォマートが実現する電子請求書の直接連携
2023年9月1日、ウイングアーク1st株式会社と株式会社インフォマートが、提供する電子請求書サービスのAPIによる直接連携を開始しました。この連携により、両社のシステムがシームレスに接続され、請求書データの受け渡しを自動化する新たな仕組みが実現されます。
デジタル化の重要性と課題
近年、デジタル化の進展がさまざまな業界で進められていますが、特に経理業務の分野では、働き方改革や法制度への対応が求められています。多くの企業が電子請求書を利用する中で、発行側と受領側で異なるシステムを使用することが問題視されています。このような状況では、複数のサービスを併用することにより、作業の負担が増加するだけでなく、情報漏洩のリスクも伴います。これを「SaaS疲れ」と称し、業務の効率化が求められているのです。
新たな連携の実現
今回のウイングアークとインフォマートの連携は、これらの課題を解決するために誕生しました。両社のシステムを使用することで、発行した請求データが変更なく受領され、手間のかかるメール送付や書類の再入力といった作業を一掃します。特に、「SVF Transact」と「BtoBプラットフォーム 請求書」が直接つながることで、請求業務全体の工数が大幅に削減されることが期待されています。
連携の流れ
両社が提供するサービスは、API経由で直接連携されます。連携前には、発行側と受領側で異なるサービスを利用するために手作業が必要でしたが、連携後は、請求データがシームレスに受領されます。これにより、請求書データの発行から受領後の処理までを一気通貫で自動的に行うことが可能になりました。
この直結化によって、企業は稼働率を高めつつ、エラーやミスを防ぐことができ、月次決算の迅速化にも寄与します。
両社の想い
ウイングアークの執行役員である崎本高広氏は、「請求書は重要なビジネスデータであり、かつてはPDFやメールを通じて手作業で処理されていました。私たちは、『サービスの違いを意識することなく、データが流通する世界』の実現を目指しています」とコメントしました。また、インフォマートの執行役員である児玉勉氏も、「電子化が進行する中で手間が残る現状を解消し、データがスムーズに流通する環境を整えたい」と語っています。
今後の展望
この取り組みは、2025年11月に両社が締結した協業に基づいています。今後も、両社の強みを生かして、企業間のデータ連携の実現を目指し、バックオフィス業務の効率化や日本全体のDX推進に寄与することを目指します。
まとめ
ウイングアークとインフォマートの連携により、企業は煩雑な請求書の管理から解放され、業務効率が大幅に向上することが期待されます。デジタル化の進展は、今後も多くの企業の業務改善に資するでしょう。