力触覚制御ロボットレンタルサービスが中小企業の未来を切り拓く
新たな選択肢の登場
モーションリブ株式会社は、セレンディップ・ロボクロス株式会社との協業により、力触覚制御技術を搭載した協働ロボットのレンタルパッケージサービスを2025年9月1日より提供開始します。今回のサービスは、中小製造業が直面する人手不足や技術継承の課題を解決するための新しいアプローチです。
中小製造業の現状
日本の中堅・中小製造業では、人手不足が深刻な問題となっています。特に熟練技術者の高齢化が進む中で、技術を次世代に継承することが求められています。研磨やバリ取りなど、微妙な力加減や感覚を必要とする作業は、従来の協働ロボットでは自動化が難しいという課題がありました。さらに、ロボット導入には数百万円から数千万円の初期投資がかかるため、導入効果を事前に検証できる仕組みが必要とされています。
ウェアラブルな「力触覚制御」技術
モーションリブが開発した「URH」は、アームにかかる力を常にセンシングし、リアルタイムで動作を補正することができます。これにより、従来の位置制御に頼ったロボットでは難しい作業の遠隔化・自動化が可能です。具体的には、以下のようなプロセスで高い効果を発揮します:
- - 研磨・バリ取り:複雑な形状でも均一な圧力で高品質な加工
- - 精密組立:部品のはめ込み時に力を感知し、破損リスクを軽減
- - 機能検査:打音や接触検査を定量化し、品質を安定
サービス概要
このサービスは、最短1か月から利用でき、月額制の料金システムを採用しています。利用内容には、URH本体、協働ロボット2台、ロボット架台2台、設置・操作サポート、効果測定サポートが含まれます。また、実機確認や相談は神奈川と愛知の拠点で受け付けています。これにより、自動化が難しい領域の生産性を短期間で改善し、低コストでのPoC(概念実証)の実施が可能になります。
期待される効果
この新しいサービスにより、以下のメリットが期待できます:
- - 初期投資のコストを抑えながら実機を試験導入できる。
- - 作業工程の再現性と効果を定量的に検証が可能。
- - 導入判断を迅速化し、投資リスクを低減。
積極的な製造現場の合理化
今後の展望として、このサービスは中小製造業の合理化を進めるため、新たな技術導入を促進し、生産性向上や競争力強化に寄与することを目指しています。モーションリブとセレンディップ・ロボクロスは、この構想を通じて、製造現場の変革を後押ししていくでしょう。
モーションリブは「やさしいチカラ」という理念のもと、世界中の機械にリアルハプティクス技術を搭載し、豊かな社会の実現に貢献しています。今後も注目が集まるこの動きから目が離せません。
公式リンク:
モーションリブ
お問い合わせ
- - モーションリブ株式会社 営業・マーケティング部 広報担当
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