笹川平和財団の役員人事に関するお知らせ
公益財団法人笹川平和財団(東京都港区)において、2023年6月20日に行われた評議員会と理事会において、新たな役員人事が決議されました。その中で、萱島信子氏が常務理事に就任することが発表されました。
新常務理事、萱島信子氏の経歴
新たに任命された萱島信子氏は、1959年に京都で生まれ、京都大学文学部を卒業。その後、独立行政法人国際協力機構(JICA)に入社し、特に教育開発事業に関与してきました。彼女はバングラデシュの事務所長や人間開発部長、さらにはJICA研究所の所長としても知られ、その後理事に就任しました。
萱島氏は、ユネスコ国際教育計画研究所やパリ第5大学で学び、名古屋大学国際開発研究科で博士号を取得しました。彼女は日本の教育協力事業の立案や実施に貢献しながら、多くの学術書や論文を出版し、教育開発や高等教育の国際化に関する研究にも勤しんできました。
2025年には笹川平和財団の常務理事に就任し、アジアとの戦略対話や交流促進、平和構築支援、さらには日中交流事業に従事することになります。
役員人事の詳細
今回の役員人事では、以下のような新旧の役職が発表されました。
理事会メンバー
- - 理事長: 角南 篤(常勤)
- - 常務理事: 酒井 英次(常勤、総務担当)
- - 常務理事: 茶野 順子(常勤、事業担当)
- - 常務理事: 安達 一(常勤、事業担当)
- - 常務理事: 兼原 信克(常勤、事業担当)
- - 常務理事: 萱島 信子(常勤、事業担当)
- - 理事: 高原 明生(東京女子大学特別客員教授)
- - 理事: 服部 薫(弁護士)
監事メンバー
- - 監事: 菅原 悟志(公益財団法人B&G財団理事長)
- - 監事: 吉村 貞彦(公認会計士)
笹川平和財団について
笹川平和財団は1986年に設立され、国際交流と国際協力の促進に力を入れています。日本財団やモーターボート競走業界の支援を受けており、スローガン「Think, Do, and Innovate-Tank」のもと、独自のアプローチで国際社会の問題解決に向けて取り組んでいます。
新たに常務理事に就任した萱島氏の活躍が期待される中、笹川平和財団がどのように国際的な問題に取り組んでいくのか、今後の展開が楽しみです。