Wismettacフーズの挑戦
2025-05-12 10:34:45

Wismettacフーズ、農林水産省の支援を受けてグローバル展開を加速

Wismettacフーズ、農林水産省の支援を受けてグローバル展開を加速



Wismettacフーズ株式会社(東京都中央区)は、農林水産省が公募した「令和6年度サプライチェーン連結強化緊急対策」の補助事業者に選ばれ、これを受けて米国における新たな展開を計画しています。Wismettacは、創業から100年以上の歴史を持ちながら、国際的な食のネットワークを構築し、日本産青果物や鮮魚の海外への輸出を強化する方針です。

サプライチェーン強化の背景



農林水産省の「令和6年度サプライチェーン連結強化緊急対策」は、農産物や食品の輸出促進を目指す政策で、特に競争力のある品目を中心に新しい商流モデルを作り出すことを支援しています。日本政府は、2025年までに農林水産物・食品の輸出額を2兆円、2030年までに5兆円にするとの目標を掲げ、その実現を目指して様々な施策を進めています。

特に米国市場は、世界でも有数の経済大国であり、輸出拡大が期待されています。しかし、現実には青果物の輸出は現在、米国向けが全体のわずか3.3%に過ぎません。これは、米国特有の規制や、広大な国土の影響で鮮度を保持することが難しいためです。Wismettacは、これら課題に対処しつつ、安全に高品質な商品を届けるため、グローバルなサプライチェーンの構築を進めています。

Wismettacの現在の取り組み



Wismettacは、日系レストラン向けに日本産の食材を提供してきた長い歴史を持っています。例えば、北米市場においては冷凍水産品や調味料、米などの日本食の普及に寄与しており、倉庫やトラックなどの自社物流機能を通じて効率的な流通を支えています。また、最近では「Ikigai Fruits」という事業を立ち上げ、一般消費者に日本産生鮮果実を直接届ける取り組みも行っています。

これらの展開を通じ、Wismettacは高付加価値商材へのニーズが高まる中、米国において生鮮青果物や鮮魚の供給を強化していく意向です。特に「Omakase Fresh(TM)」プログラムでは、日本から新鮮な鮮魚を直接レストランに運ぶサービスを提供しており、これにより現地の需要に応えています。

今後の戦略



Wismettacは今後、米国の規制に対応した生鮮青果物の供給を進めるとともに、レストランの「Omakase」メニューに向けた新たな商品群を展開していく計画です。また、これに合わせた高級食材供給のプラットフォーム化を進め、クロスボーダーの商流を構築することにより、日本食文化の更なる普及を目指します。

このように、Wismettacフーズはサプライチェーンを強化し、持続可能な形での輸出拡大に取り組む決意を固めています。日本産の高品質な食材を世界に届けるため、同社の挑戦はこれからも続きます。

Wismettacフーズ株式会社の概要


  • - 会社名:Wismettacフーズ株式会社
  • - 所在地:東京都中央区日本橋室町三丁目2番1号 日本橋室町三井タワー15階
  • - 代表取締役社長:新開 裕之
  • - 創業:1912年
  • - URLWismettacフーズ
  • - 主な事業内容:アジア食品の開発及び海外販売、農産品の国内及び海外販売、その他商品の販売など。


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会社情報

会社名
西本Wismettacホールディングス株式会社
住所
東京都中央区日本橋室町3丁目2番1号日本橋室町三井タワー15階
電話番号

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