京都中央信用金庫、業務を変革する新たな音声システムを導入
京都中央信用金庫(以下、京都中信)は、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)提供の音声システムを導入し、業務の効率化とコミュニケーションの円滑化を図ります。このシステムは、同銀行のデジタル変革(DX)戦略の一環として位置付けられています。
1.背景と課題
最近、地域の金融機関は少子高齢化や人口減少といった社会的な変化に直面しています。それに伴い、効率的な業務運営や働き方改革が求められる状況です。京都中信も例外ではなく、従来のオンプレミス型音声システムでは、各支店のPBXや通信機器の運用管理が負担となっていました。また、外出先での業務実施においても課題が残っていました。
そのため、京都中信は「デジタル技術を活用した業務効率化」という目標のもと、NTT Comの音声システムを導入することを決定しました。固定電話を全てスマートフォンに置き換えることで、社員全員が外出先からも業務を効率的に進められる環境を整えました。
2. 本ソリューションの特徴
新たに導入された音声システムは、クラウドPBXソリューション「Smart Cloud Phone」と、内線通話を可能にする「オフィスリンク」を通じて提供されます。これにより、以下のような特徴があります:
(1) 音声システムのアップグレード
京都中信は、従来のオンプレミス型PBXからクラウドPBXに移行しました。これによって、柔軟なシステム構築が可能になり、内線電話がスマートフォンでも利用できるようになりました。これにより、コスト削減やコミュニケーションの改善が見込まれます。
(2) 全職員にスマートフォンを提供
また、すべての職員にスマートフォンが貸与され、内線通話機能やメール、チャット利用、名刺管理アプリも活用可能になりました。外出中の業務がスムーズに行えるようになったのです。
3. 今後の展開
新しい音声システムの導入は、京都中信の中期経営計画におけるDX戦略の一環です。今後もデジタル化を進め、地域社会の繁栄に貢献していくことを目指しています。また、NTT Comはこの取り組みを全国の信用金庫にも広げ、さらなる業務効率化を実現するためのサポートを行っていきたいと考えています。
4. 結論
NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアの法人事業ブランド「ドコモビジネス」は、多様なデジタルソリューションを通じて、地域経済の繁栄に寄与することを目指しています。私たちのスローガン『つなごう。驚きを。幸せを。』のもと、コミュニティやビジネスをつなぎ、より良い社会の実現を目指して邁進します。
このように、京都中信の新しい音声システム導入は、金融機関のデジタル化推進と地域社会への貢献を実現する大きな一歩となっています。