東京都立大学、新たな研究広報誌『Miyacology CO×Lab』を創刊
東京都立大学の総合研究推進機構は、2018年に創刊した研究広報誌「Miyacology」を全面リニューアルし、2025年7月から「Miyacology CO×Lab」として新たに発行します。新しい誌名には、コラボレーションや個々の研究者と研究室との連携を意味する要素が込められています。
新刊の狙い
この新たな研究広報誌では、産学連携の視点から、社会に貢献する研究成果を中心に取り上げることを重視しています。特に、研究成果をどのように社会に実装していくのかに焦点を当て、その過程での研究者の思いやバックグラウンドにも触れていきます。インタビュー部分は冊子に一部掲載し、詳細については本機構のウェブサイトにて公開されます。
背景と経緯
東京都立大学は、東京において唯一の総合大学として、多様な分野での研究に取り組み、地域の問題解決に寄与してきました。研究広報誌「Miyacology」は、大学の先端研究を一般の方々にも分かりやすく伝えることを目的として創刊され、イラストやマンガを用いて親しみやすい内容を展開しています。
この度のリニューアルは、本学の広報コンテンツを充実させ、様々な読者のニーズに応えるためのものです。「Miyacology CO×Lab」は、より多くの人々に本学の研究の魅力を伝え、新たなコラボレーションのきっかけとなることを期待しています。
冊子の構成
新しい冊子は、以下のコーナーで構成されます。
TMU Pioneers Interview
このコーナーでは、本学の研究者へのインタビューを通じ、彼らの研究内容だけでなく、バックグラウンドやラボの強み、夢や目標を紹介します。産業界とのコラボレーションを視野に入れた研究者たちの声をお届けします。
TMU Spotlight
将来的に社会を変える可能性を秘めたユニークな研究にスポットを当てるこのコーナーでは、新しい研究方法や発見を広く紹介します。また、展示会やイベントの開催報告も行い、大学とのコラボレーションに興味を持つ方々に有益な情報を提供します。
この冊子は年に3回発行され、東京都立大学の各キャンパスや東京都庁などで配布されます。詳細は本機構のウェブサイトでも確認でき、オンラインでの限定記事や冊子のPDFもダウンロード可能です。
創刊号の概要
創刊1号では、以下の研究者たちのインタビューが掲載されます。
- - 流体制御に関する新技術を探る小方聡教授
- - 環境浄化や未来の電池に関わる久冨木志郎准教授
- - 粘土鉱物を用いた人工光合成の研究に挑む高木慎介教授
また、顕微授精法による作物開発の挑戦についても触れ、環境変化に強い植物の可能性を探っていきます。
最後に
「Miyacology CO×Lab」は、東京都立大学の多様な研究成果を分かりやすく広めるための新しい取り組みとして注目されています。大学と社会の架け橋を目指し、さらに多くの方々の関心を集めることが期待されます。
今後の発行にぜひご注目ください。