メットライフ、サステナビリティレポートを発表
2024年6月25日、ニューヨークに本社を持つメットライフが、2023年のサステナビリティレポートを公開しました。この報告書は、同社のビジョン「ともに歩んでゆく。よりたしかな未来に向けて。」に基づき、事業運営、製品、サービス、そして投資を通じた取り組みを詳細に示しています。
メットライフにとってのサステナビリティは、単なる流行に留まらず、企業が責任を持って事業を行い、人々の生活を支える力を持つことを意味しています。このビジョンを実現するために、国連が掲げる持続可能な開発目標に照らし合わせ、最も関連性の高い戦略を策定しました。具体的な数値目標やコミットメントも設定されており、企業としての透明性が高まっています。
社長のコメント
社長兼CEOのミシェル・ハラフ氏は、「当社のパーパスは社員の励みとなり、長期的な価値を全てのステークホルダーに提供します。当社は156年以上にわたり責任あるビジネスを展開し、安定を提供してきました。私たちの現在の取り組みは、今後も全てのステークホルダーに一貫した成果を届けることを目指しています。」と述べています。
具体的な取り組み
2023年のレポートには、メットライフがどれだけその理念を実現しているかが示されています。その主な内容は以下の通りです。
- - 多様性推進のために設定していた投資額10億ドルのコミットメントを、2030年よりも早く達成し、実際には14億ドルを超える投資が行われました。
- - オフィスにおけるエネルギー効率の向上や消費の削減により、排出量を低減。さらに、会社の車両も環境に優しいものに変更され、出張の削減にも取り組んでいます。
- - インフラやグリーン投資、手頃な価格の住宅支援において、2023年末時点で585億ドル以上の責任ある投資を確保しました。
- - メットライフ財団は、支援が必要な地域コミュニティ向けに10億ドル以上の寄付を行っています。
- - また、グローバルな労働力によって、2023年には144,000時間以上のボランティア活動が行われました。
これらの取り組みを通じて、メットライフはステークホルダーのために価値を創造することを目指しています。また、2023年サステナビリティレポートの詳細は、公式ウェブサイトで確認できます。
メットライフとは
メットライフは、1868年に設立された生命保険グループ会社で、世界中の個人と法人に生命保険や年金、福利厚生、資産運用サービスを提供しており、40以上の市場でビジネスを展開しています。また、米国やアジア、中南米、欧州、中東ではリーダーとしての地位を確立しています。
メットライフが持つ視点や行動が、今後のサステナビリティをどう変えていくのか注目が集まっています。これからも彼らの取り組みから目が離せません。