豊中市が6月定例会で一般会計補正予算案を提出

豊中市が提出した6月定例会の補正予算案

豊中市は、2023年6月の市議会定例会において一般会計の補正予算案を提出しました。この補正予算案には、様々な施策が盛り込まれています。

補正予算の概要

提出された補正予算は、一般会計補正予算第2号で、総額は△1億830万3千円にのぼります。具体的な内訳は以下の通りです。

- 特定財源

- 国・府支出金：△3億4,404万3千円
- 地方債：4,120万円
- その他：△802万1千円

- 一般財源

- 2億256万1千円

このように、特定財源の減少が目立ちますが、一般財源の活用によって、バランスを取る形となっています。

債務負担補正

補正予算における債務負担限度額は、補正後に8億3,370万円となっています。これにより、今後の財政運営においても安定した基盤を確保できるとされています。

eLTAXを活用したQRコード決済の拡大

特に注目すべきは、今回の補正予算案に含まれるeLTAXを利用したQRコード決済の拡大です。これは、市民が手続きを円滑に進められるようにするためのシステム改修を伴うもので、市民サービスの向上を目的としています。デジタル化が進む現代に即した取り組みであり、今後の展開が期待されます。

条例改正

さらに、豊中市では、条例に関する重要な改正も行われます。具体的には、「豊中市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正が計画されています。市民の個人情報保護と利便性向上のための重要なステップと言えるでしょう。

契約案件

また、補正予算案とは別に、工事請負契約の締結に関する3件の案件も提案されています。これにより、地域のインフラや公共施設の整備が進むことが期待されます。

その他の案件

さらに、動産の買入れに関する2件の計画も提出されています。これらの購入は、市民生活に直結する重要な施策として、慎重に進められることが求められます。

まとめ

豊中市の6月定例会での補正予算案提出は、財政運営の健全化を図ると同時に、市民に対するサービス向上にもつながる施策が盛り込まれています。特にデジタル化への対応や個人情報保護に関する政策は、今後の市政運営において重要な役割を果たすでしょう。市民が安心して生活できる環境づくりが、これからも進んでいくことを期待しています。

会社情報