クスベ産業の挑戦
2025-03-12 12:37:12

クスベ産業が森林再生事業を開始、環境保全と防災に挑む

クスベ産業による新たな森林再生挑戦



株式会社クスベ産業(本社:和歌山県有田郡有田川町)は、自然の力を最大限に活かす新しい森林再生事業を本格的に始動しました。生態系を利用した防災・減災の工法、いわゆるEco-DRR(エコ ディーアールアール)を推進するこの事業は、直根苗と呼ばれる広葉樹を活用しています。

直根苗とその特性



直根苗は、重力に逆らわずに真っ直ぐに下に向かって根を伸ばす特性を持っています。この特性を生かし、荒れた斜面でも高い活着率を誇るため、根の深い部分が土壌を安定化させ、土砂災害を防止する大きな役割を果たします。近年、異常気象や地球温暖化が影響し、森林の機能低下が深刻化していますが、直根苗によるアプローチはこの問題を解決する可能性を秘めています。

環境負荷の軽減と地域活性化



地域固有の間伐材や浄水発生土などを有効利用することで、鉄やコンクリートに依存しないエコロジカルな工法を実現しています。これにより、地域の森林資源を活用し、地域経済の活性化にも貢献しています。さらに、クスベ産業が独自に開発した「和歌山ソイル」を用いることで、直根苗の活着を促進し、斜面の安定化や生態系の保全が期待されます。

2025年大阪・関西万博への参加



クスベ産業は、2025年5月2日から5月3日にかけて開催される大阪・関西万博に出展予定です。そこで「自然を支える土木プロジェクト」として、この新しい森林再生の意義を広く発信する機会となります。この取り組みが、多くの訪問者に環境保全の必要性を訴えかけることを期待されています。

代表取締役の想い



楠部勝巳代表は、次のように語っています。「自然復元をキーワードに、地域資源の循環利用を通じて環境と調和した防災・減災を推進します。直根苗の育苗や植樹を通じて地域の安全性向上に寄与していきます。この取り組みを通じて、私たちは未来の環境を守るために歩み続けます。」

おわりに



地球の天然資源を活かした持続可能な開発が求められる現代において、クスベ産業の取り組みは道しるべとなる可能性を秘めています。直根苗を活用したこの新しい森林再生事業が、地域の人々にとっても環境にとっても明るい未来を切り拓くことが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社クスベ産業
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