「PAPER & TRIAL ─GMUND COLORS MATT & KAKO FUJITA─」展の魅力
大阪の淀屋橋に位置する竹尾淀屋橋見本帖では、10月10日から12月7日までの期間に「PAPER & TRIAL ─GMUND COLORS MATT & KAKO FUJITA─」という特別展示が行われています。この展示は、株式会社竹尾が主催し、紙とデザインの関係を深く探る内容となっています。
展示のテーマと素材
今回の展示のテーマは、「紙とデザインと実験」です。特に注目すべきは、ドイツの製紙メーカー・グムンド社が提供するファインペーパー「グムンドカラーマット-FS」です。この紙は、全48色の豊かなカラーバリエーションを持ち、その色はすべてが調和してデザインされています。独自の「Gmund Colors」システムに基づき、どの色でも組み合わせやすいよう工夫されています。
展示では、アートディレクター兼デザイナーの藤田佳子氏がデザインした、グムンドカラーマット-FSを使用したVカット加工の貼箱が見どころです。このVカット加工は、厚紙にV字の溝を付けることで、シャープな角を持つ貼箱を作り出します。今回の展示では、この角度を再設計することで、可変的な形状を持つ独特な箱に仕上がりました。これにより、豊かな色の組み合わせが新たな造形を浮かび上がらせ、観覧者に新鮮な体験を提供します。
藤田佳子氏の紹介
藤田佳子氏は、広島県生まれのアートディレクターで、東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻を修了後、サン・アドに入社しました。彼女の代表的な作品には、東京駅グランスタのキャラクター「ふくらむちゃん」や、サントリー山崎蒸溜所のプロジェクトがあります。数々の受賞歴を持つ藤田氏のデザインは、現代のトレンドを反映した洗練された美しさを持っています。彼女の作品は、常に新しい挑戦と独自の視点で制作されています。
トークイベントの詳細
「PAPER & TRIAL」展の特別イベントとして、10月10日18:30から、藤田佳子氏とUMA/design farmの原田祐馬氏を招いたトークイベントも行われます。ここでは、展示の内容や制作の裏話など、貴重な話が聞けるチャンスです。参加は無料ですが、予約制で先着順となっていますので、早めの申し込みをお勧めします。
展示会の概要
- - 展示会名: PAPER & TRIAL ─GMUND COLORS MATT & KAKO FUJITA─
- - 会期: 2025年10月10日 (金) ― 12月7日 (日) 11:00-18:00
- - 会場: 竹尾淀屋橋見本帖
大阪府大阪市中央区今橋4-1-1 淀屋橋odona 1F
展示会は無休で、すべての方に開かれています。この機会にエレガントなデザインと色彩の世界へ足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。竹尾淀屋橋見本帖の公式Xアカウント(@tko_yodoyabashi)でも最新情報を発信していますので、ぜひチェックしてみてください。
お問い合せは、電話06-6232-2240またはメール(
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