NPO法人ソーシャルデザインワークス、2024年に新たな挑戦を決意
NPO法人ソーシャルデザインワークス(以下、SDW)は、全国に展開する福祉サービスの拠点「SOCIAL SQUARE」の2024年に向けた活動計画を発表しました。新年の挨拶として、同法人の代表である北山剛氏は、昨年の成果を振り返りつつ、今年の方針に関する意気込みを示しました。
新拠点の開設
2024年には関東と関西に新たな拠点がオープンする予定です。この計画は、地域のニーズに即した支援を提供することを目的としており、関東では埼玉県草加市、関西では兵庫県尼崎市にそれぞれ新しい店舗が開設されます。これまでの経験から、SDWは地域に根ざした福祉サービスが求められていると感じており、2つの拠点を立ち上げることでそのニーズに応えていく考えです。
特に、これまでの福祉サービスの運営を通じて、利用者からの需要が高いことを実感したことから、今回の拠点開設はより多くの方に参加していただくための一歩と位置付けています。また、既存の店舗においても、十分な利用者数を得ており、地域貢献の一環として支援の輪を拡げていく方針です。
ラジオ配信の拡大
SDWは、昨年7月から取り組みを始めた「ごちゃまぜラジオ」に力を入れることで、社会に向けた発信を強化します。このラジオ番組では、社会での生きづらさをテーマにした内容や、スタッフのインタビューなどが行われています。また、Amazon MusicやSpotifyを利用して、より多くのリスナーとのつながりを図っていく考えです。
ラジオ番組の新たな取り組みを通じて、福祉の重要性を広め、「生まれ育った街の違いが人生の格差にならない社会」を実現することが目的です。SDWは、何気ない日常の中で福祉に触れる機会を増やし、より多くの方にその大切さを理解してもらう努力を続けています。
地域との結びつきを強化
地域に根ざした活動を続けるSDWは、社会的な課題に真剣に向き合っています。特に「2030-20」を目指す中で、全国に20拠点を展開することを目指し、各地域のニーズに応える取り組みに力を入れています。さらに、法人としてのマネジメント機能の強化も進めており、戦略的に人材を採用していく方針です。
こうした取り組みは、利用者だけでなく、その周囲の地域社会にも大きな影響を与えるものと考えています。SDWは、障害福祉に関する理解を深めるだけでなく、社会全体の価値観に変革をもたらすことを目指し、地道に活動を続けていきます。
最後に
2024年が始まるにあたって、SDWは地域の皆様との強い絆を大切にしながら、さらなる成長を目指します。本年も皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。私たちは、「諦めない一歩を踏み出せる社会」を実現するため、引き続き努力を惜しまない所存です。