フードバンク保険サービス
2025-08-26 15:38:32

フードバンク団体向け保険サービスが2025年に始動、食品寄付の安心を提供

東京都新宿区に本拠を置く一般社団法人全国フードバンク推進協議会は、ダメージを受けやすいフードバンク団体を支援するため、2025年10月から特別設計の保険サービスをスタートします。この取り組みは、経済的困難を抱える家庭向けの食品支援活動を行うフードバンク団体がより安全に活動できるよう努めるものです。

フードバンク活動の課題


フードバンクは非営利団体で構成されており、売上を上げることを目的としていません。しかし、この背景が問題を生むこともあります。例えば、従来の賠償責任保険は売上高を元に保険料が算定されるため、売上がないフードバンク団体の場合、加入が難しいという課題があります。また、日本国内には食品寄贈に関連する賠償責任についての免責制度が存在しないため、無防備な状況で運営されていると言えます。

さらに、近年の物価上昇に伴い、生活に困窮する世帯は増加しています。それに対して、フードバンクの一団体あたりの食品取扱量は減少傾向にあり、支援を必要とする人数が増加する一方で、リソースが減っているという矛盾も生じています。このような状況下でフードバンクへの食品寄付を増加させるためには、寄付者が安心して食品を提供できる環境が必須です。

提供される保険の概要


新たに提供される「フードバンク活動保険」は、フードバンクが運営中に発生する賠償責任をカバーするものです。契約は全国フードバンク推進協議会とし、その加盟団体が保険の対象となります。募集期間は2025年8月1日から9月10日で、中途加入も可能です。実施される保険の期間は2025年10月1日から2026年10月1日までの1年間です。

補償対象となる具体的な事例


この保険に基づき、具体的には以下のような事例での補償が想定されています。
  • - フードバンクの作業員が食品搬入中に他者と接触し負傷させたケース
  • - 保管方法の誤りから食中毒が発生した場合
  • - 提供した食品が原因で体調を崩した利用者への見舞金支払いなど。

なぜこの保険が重要か?


地域社会の食糧を支える役割を果たすフードバンクの安全を確保することは、単なる保険以上の意味があります。フードバンクが活動しやすい環境を整えることで、より多くの食品寄付が集まるようになれば、救われる命が増え、地域のコミュニティ全体が繁栄します。

この新たな保険サービスの提供により、フードバンク団体が安心して活動できる基盤が出来ることは、食品寄付の推進にとって大きな一歩となるでしょう。また、全国フードバンク推進協議会の活動内容は多岐にわたります。

例えば、政策提言活動、広報活動、フードバンク団体への情報支援などが含まれます。これによって、明日食事に困る人が誰もいない社会を実現するためのミッションが強化されます。

お問い合わせ先


  • - 一般社団法人全国フードバンク推進協議会
所在地:東京都新宿区北新宿1丁目8-17 土方ビル 7F
事務所TEL:03-6912-9444
代表理事:米山廣明
URL:全国フードバンク推進協議会公式サイト

この保険サービスが始まることで、フードバンク活動の信頼性や安全性がさらに向上し、その結果、より多くの人々を助けることが可能になるでしょう。


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会社情報

会社名
一般社団法人全国フードバンク推進協議会
住所
東京都新宿区北新宿1-8-17土方ビル7F
電話番号
03-6912-9444

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