乳がん手術前の胸撮影と心の支援
乳がん患者を支援するための、安心できる撮影スタジオ設立を目指すクラウドファンディングが始まりました。この取り組みは、代表の岸が自身の経験から生まれ、多くの乳がん患者の需要に応えるものです。
取り組みの背景
岸は乳がんの診断を受け、実際の手術を経験する中で、恐怖や孤独感に苦しみました。彼女はこの辛い経験を共有することで、不安を取り除き、前向きになれる場を作りたいと考え、SNS上に乳がん患者のためのグループを立ち上げました。
その中で、複数の患者が手術前に自分の胸をセルフィーで撮影している姿を目にしました。しかし、しっかりとした写真を残しておかないことを手術後に後悔する声が多いことも知りました。こうした状況の中で、専門的なスタジオの必要性を感じ、行動に移したのです。
このスタジオは、乳がん患者が手術に向けた心の準備をするための場所となり、また自身の自信を取り戻す機会を提供します。乳がんは40代に多く、また若い20代〜30代の女性にも影響が及ぶため、幅広い年齢層の患者を対象としています。
提供するサービス
スタジオでは、乳がん患者が安心して撮影できる環境を整えます。撮影は、プロのカメラマンによって行われ、患者の気持ちを理解し寄り添った形でサービスが提供されます。
撮影は、手術前の胸を自然な状態で撮影することもできますし、特別なドレスやメイクアップを用いて自分を美しく見せることも可能です。また、抗がん剤治療前のお気に入りの服装で撮影することにも対応し、治療への意欲を高めるお手伝いをします。
さらに、撮影を受けた患者には専用の無料コミュニティへの加入が可能で、仲間と共有することで勇気と支えを得ることもできます。
クラウドファンディングの資金の使い道
このプロジェクトを成功させるためには、250万円の初期目標金額を設定し、その後のアレンジや設備の整備に加えて、600万円が次の目標となります。この資金は、パンフレット制作費、撮影機材の購入費、スタジオの賃貸費用などに利用されます。
支援期間は、2023年3月26日から6月14日の午後11時00分まで。目標金額に達しなければ、プロジェクトは成立しません。そのため、皆さまの温かいご支援が必要です。
今後の展開とミッション
国内の乳がん罹患率は高く、特に東京に多く集中しています。このスタジオの取り組みを通じて、全国の乳がん患者に必要なサービスを広げていくことが目標です。生きる力を取り戻す手助けをし、乳がん経験者自身がサポートすることが、最も重要な使命です。
代表者の経歴
岸は2017年に乳がんが発覚し、2018年から治療を開始しました。同年にゴーウィ株式会社を設立し、NPOとは異なる形で持続可能なビジネスモデルを通じて社会課題に取り組むことを目指しています。
彼女の経験と知識が、このサービスの実現を支えています。これからの展開を是非ともご注目ください。
クラウドファンディングはこちらからご支援いただけます。
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この取り組みが成功するためには、皆様の支援が欠かせません。しっかりとしたサポート体制を築き、乳がん患者が前向きに生きる手助けをしていきましょう。