環境に優しい「二酸化タイル」が阪急電鉄・園田駅に設置
アサヒ飲料株式会社が開発した新しい素材「二酸化タイル」が、阪急電鉄株式会社の園田駅に設置されることが決定しました。このタイルは、特に注目されているのがCO₂吸収材を主原料に使用している点です。
この設置は、2023年9月に完成予定の駅の休憩スペースにて行われ、その床面積は約60㎡にわたります。また、その休憩スペースには、「CO₂を食べる自販機」というユニークな設備も1台設置される予定です。
二酸化タイルの特長
「二酸化タイル」は、アサヒ飲料と日本エムテクス株式会社の共同開発による製品です。このタイルは、CO₂吸収材を圧縮し、焼成することなく製造されています。これにより、製造時にかかる温室効果ガスの排出を大幅に削減できるのです。当社の試算によると、同じ厚みの焼成タイルと比べて、工場出荷までの温室効果ガス排出量が低い水準にあることが確認されています。
特に、注目すべきは「CO₂を食べる自販機」です。この自販機は、単に飲料を販売するだけでなく、内蔵されている吸収材を使って大気中のCO₂を吸収する機能を持っています。新しいこのテクノロジーにより、年間で最大20%のCO₂排出量を削減可能で、これはスギの木約20本分に相当します。
環境保護への貢献
この自販機は2023年6月に展開を始め、2026年までに全国で7,800台以上設置される予定です。回収されたCO₂は、コンクリートやアスファルト、あるいはタイルの原料として再利用されます。この取り組みによって、CO₂を資源に変換し、持続可能な循環型の社会の実現を目指しています。
さらに、アサヒ飲料は回収したCO₂をサンゴの保全やブルーカーボン生態系の再生にも活用し、生物多様性を守るための持続可能な社会構築に貢献することを目指しています。
これらの取り組みは、CO₂の回収と資源循環を推進し、脱炭素社会に向けた重要なステップになるでしょう。アサヒグループは、サステナビリティの推進を企業の重要な経営課題と捉え、GHG排出量の削減に向けた目標「アサヒカーボンゼロ」を設定しています。2040年までにGHG排出量をネットゼロにすることを目指しており、今回の「二酸化タイル」の設置はその一環となっています。
このような環境に優しい取り組みは、今後の社会全体に大きな影響を与えることが期待されています。私たちもこの流れに乗って、環境保護のために積極的に行動を起こしていく必要があります。
詳細は、
アサヒ飲料の公式サイトをご覧ください。