中部初の地域型こどもホスピス「長久手のおうち」開所
2026年8月8日、愛知県長久手市に、地域型こどもホスピス「長久手のおうち」が開所しました。これは、中部地方で初めての試みであり、国内では大阪や横浜に続く三番目の事例となります。運営は認定NPO法人 愛知こどもホスピスプロジェクトが行い、代表理事の畑中めぐみさんがその設立に尽力しました。
開所式の様子
午前10時より、長久手市内で開所式が執り行われ、多くの賓客が集まりました。長久手市長の佐藤有美さんや名古屋市副市長の杉野みどりさんも出席し、テープカットセレモニーが行われるなど新たな一歩を祝いました。
教授の岩田欧介さんや利用家族の中野さんの姿も見られ、地域全体の期待が寄せられました。この開所は、約2万人とされる子どもたちとその家族にとって、希望の光となることでしょう。
「長久手のおうち」の特徴
施設「長久手のおうち」は、空き家を利用して作られた小規模な看護師常駐型のホスピスです。1日1組のご家族を温かく迎え入れ、病院ではなく、家庭に近い環境で過ごすことができる場所を提供します。特に、生命を脅かす病気を抱える子どもたちとその家族が、日常生活の小さな願いを実現できる「第2のおうち」です。
利用対象者は、病気を抱える子どもだけでなく、兄弟姉妹や遺族も含まれます。そのようなサポートが国内では極めて少ない中、「長久手のおうち」は地域のニーズをしっかりと受け止めています。
開所までの支援
「長久手のおうち」は、2026年2月から5月にかけて実施されたクラウドファンディングを通じて、451人から903万円の支援を得ました。また、株式会社二友組や株式会社サンゲツなどもリフォームや内装に協力し、多くの人々の協力のもとに開設に至りました。このような取り組みは、地域の課題解決に向けた大きな一歩です。
今後の展望
今後は、「長久手のおうち」が大きな常設施設への架け橋となることを目指しています。愛知・名古屋圏におけるさらに大きなこどもホスピスの設立に向け、行政や医療機関、企業との連携を強化していく予定です。このように、地域社会全体に好循環をもたらす取り組みが進んでいることは、非常に心強いものです。
代表理事のメッセージ
畑中めぐみ代表理事は、「病院は子どもたちの命を守るためのものであり、地域において彼らがその子として過ごせる時間が保障されることが大切です。」と述べています。「こどもホスピスは家族にとって、かえってきたくなる場所であってほしい」との願いが込められています。
愛知こどもホスピスプロジェクトの紹介
このNPO法人は、生命を脅かす病気や障がいと向き合う子どもたちとその家族をサポートする活動をしています。「存分に生きる」時間を地域で支えるため、こどもホスピスの普及に取り組んでいます。公式HPも設立しており、寄付や支援の受付も行っています。
「長久手のおうち」は地域の希望であり、未来に向けた架け橋となり得る重要な施設です。今後の展開に期待が高まります。