本のまち西宮が贈る特別な夏祭り
2025年の8月30日、夕方の涼しさが心地よい六湛寺南公園で行われる『ろくたんじ夏祭り~夕暮れ図書館と小さな夜店~』。このイベントは本を通じて地域の子どもたちとの感動的な出会いを実現するために、地域住民や企業、団体が協力して開催されます。
夏祭りの概要
開催日は2025年8月30日(土)の16:00から19:00まで。西宮市の六湛寺南公園が会場となります。このイベントでは、夕方に読書や体験、交流が自然に行われる「特別な1日限りの読書空間」が広がります。この環境の中で、参加者は「本」をキーワードに、心温まる体験をすることができます。
背景にある想い
開催のきっかけとなったのは、「たねとしずくライブラリー」に秘められた想いです。このライブラリーは、特にひとり親家庭へのサポート活動の中で、子どもたちが本と触れ合う機会が少ない現実に気づいて誕生しました。図書スペースは0歳から18歳までの子どもたちが無料で利用できるようになっており、物理的な本棚がない家庭にも、本のある環境を提供しています。この活動を通じて、地域の「体験格差」を少しでも解消したいという願いが込められています。
主役企画「どうぞの本棚」
『ろくたんじ夏祭り』のハイライトとして登場するのが「どうぞの本棚」です。これは、寄贈された本をラッピングし、子どもたちが自ら選んで持ち帰ることができる特別なスペースです。これにより子どもたちは、気軽に本を手に入れ、「読書」の楽しみを体感することができます。しかし本は高価なため、すべての家庭が購入できるわけではありません。そこで「どうぞの本棚」では、子どもたちの「読みたい」という気持ちに応えられるよう尽力しています。
この企画は、寄贈者の思いとともに子どもたちに本が渡される瞬間を生み出し、子どもたちが「自分のために選ばれた」という特別感を感じられる取り組みとなっています。
市民がつながるお祭りの構成
夏祭りでは、子どもたち自身による夜店が中心となり、地域の市民団体や企業が協力して「本」と「子ども」という共通テーマでブースを展開します。たねとしずくライブラリーからは、読書スペースや小さな夜店が登場し、人気のあるわゴム鉄砲やスーパーボールすくい、さらにモノ作り体験のキャンドルづくりなど、さまざまなアクティビティが楽しめます。また、地域の団体による読み聞かせや展示も行われ、多様なプログラムを通じてコミュニティのつながりを深めることができます。
イベントの詳細
- - 日時: 2025年8月30日(土)16:00〜19:00(雨天中止)
- - 場所: 六湛寺南公園(阪神西宮駅から徒歩すぐ)
- - 対象: 子どもとその家族、支援者、市民(参加無料)
- - 主催: NPO法人こどもサポートステーション・たねとしずく
- - 後援: 西宮市教育委員会
お問い合わせと協賛情報
さらに詳細な情報や協賛、ボランティアの申し込みについては、公式HPやSNSを通じて確認できます。地元の子どもたちとの素敵な出会いを楽しむために、ぜひ参加してみてください!