熊本に子ども居場所
2025-08-22 12:51:29

九州大雨の影響で熊本に子どもの居場所を開設するカタリバの取り組み

九州大雨災害に伴う支援活動



2025年8月、熊本県を中心に発生した豪雨により、5,000棟を超える家屋が浸水し、多くの家庭が影響を受けました。この大雨によって一時的に1,500人以上が避難を余儀なくされ、八代市では小学校の始業式が延期されるなど、現地の混乱が続いています。特に、保護者は家の復旧作業に追われ、子どもたちの居場所が不足するという深刻な状況が浮き彫りになっています。

カタリバの「sonaeru」プロジェクト



そんな中、認定特定非営利活動法人カタリバが動き出しました。子どもたちの居場所を提供するため、2025年8月25日から31日までの間、熊本県八代市千丁町にて、子どもの居場所を開設することが決定しました。この支援は、地域の状況を調査し、保護者や学校へのヒアリングの結果、迫られているニーズに応える形で実施されます。

このプロジェクトは、災害時に子どもたちへの支援を迅速に行うことを目的とした「sonaeru(ソナエル)」という取り組みの一環です。カタリバは、災害発生時の支援に特化したネットワークを築いており、災害発生からすぐに行動を起こすための体制が整っています。

地域のニーズと支援の内容



現地調査によると、避難所や一時的な住まいで生活している家庭は、復旧作業に追われるあまり、子どもたちを安心して預けられる場所が少ないと声を上げています。保護者が片付けや仕事をしなければならない中、子どもたちの放置が懸念される状況です。

カタリバが開設する居場所は、千丁小学校の児童およびその兄弟姉妹(4歳以上)が対象となり、午後5時までの受け入れが行われます。施設は「パトリア千丁」という公民館を利用し、必要に応じてお昼ごはんも提供される予定です。そのため、保護者は日中の作業に集中できる環境が提供されることになります。

支援の背景とカタリバの使命



カタリバは2001年に設立され、「どんな環境に生まれ育った子どもたちも、自己実現できる社会を目指す」という理念の下、活動を続けてきました。毎年数多くの災害支援活動を通じて、被災した子どもたちの心に寄り添い、学びの場と安心できる居場所を提供しています。過去には2020年の九州豪雨や2021年の熱海市土砂災害など、さまざまな災害で支援を行っています。

今回の九州大雨の際にも、一瞬でも早く必要な支援が届くよう、自治体や他の団体との連携を強化し、迅速な行動をとることを目指しています。

ご寄付のお願い



このような支援活動は、日頃よりカタリバを応援してくださる皆様の温かいご寄付によって成り立っています。被災地の子どもたちが安心して過ごせる環境をともに作るために、皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。ご寄付に関する詳細は、カタリバの公式ウェブサイトでご確認いただけます。

このように、NPOカタリバの新しい支援活動は、被災した子どもたちにとって、未来への一歩となることでしょう。さまざまな困難に立ち向かう子どもたちに、少しでも心の安らぎを提供できるよう、私たちも注目していきます。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
認定特定非営利活動法人カタリバ
住所
中野5-15-2
電話番号
03-5942-9646

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。