神戸で新たな感染対策技術誕生！オゾネアUVゲートの発表

神戸で誕生したゲート型除菌システム「オゾネアUVゲート」

近年、世界中で感染症が急増している中、神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センターと神戸国際医療交流財団、日伸メディカル、ハマネツがタッグを組み、新しい感染対策技術「オゾネアUVゲート」の開発に着手しました。このシステムは、建物に入る前に利用者をウイルスや細菌から保護し、感染症の予防に貢献することを目的としています。

背景と必要性

新型コロナウイルスをはじめとするさまざまなウイルスやバイ菌に対する既存の対策では、利用者が普段持ち込む衣服や皮膚に付着したウイルスを完全に排除することが難しいのが現状です。これにより、感染症のリスクが高まっています。この問題を解決するため、ゲート型除菌システムが必要とされていました。

オゾネアUVゲートの仕組み

オゾネアUVゲートでは、人が通過する際にオゾンガスを含むエアシャワーが発生し、身体や衣服に付着したウイルスを吹き飛ばします。また、ゲート内部では、オゾンガスと共に紫外線が放出され、さらに抗ウイルス・除菌が行われます。
処理されたウイルスは、排気フィルターで回収され、外部への拡散を防ぐ仕組みが整っています。特に紫外線ユニットは、ウシオ電機株式会社の開発した「Care222®」という特殊な紫外線を使用しており、安全性にも配慮されています。

開発の進捗と展示会

オゾネアUVゲートの開発は進行中で、2021年11月上旬には神戸医療産業都市内のKIMAに設置される予定です。また、このプロジェクトは神戸市が後援する補助金制度に認定され、今後の製品化に向けた充実した支援を受けています。

さらに、この新技術は2021年10月13日から15日にかけて幕張メッセで開催される第1回感染対策EXPOにも出展予定です。この展示会では、オゾネアUVゲートの効果や仕様について詳しく説明され、多くの関心を集めることが期待されています。