株式会社スエヒロ工業のLGBT平等支援の取り組み
静岡県沼津市に本社を構える株式会社スエヒロ工業は、外装のトータルマネジメントを専門とする企業です。この度、同社は多様性を尊重し、全ての人々が安心して自分らしく働くことができる社会を実現するために、LGBTに関する重要なキャンペーンに対応することを表明しました。具体的には、『Business for Marriage Equality』と『Equality Act Japan』の二つのキャンペーンに賛同し、これを業務の一環として取り組むことを決定しました。
賛同するキャンペーンの紹介
1. Business for Marriage Equality (BME) とは
このキャンペーンは、日本で活動する三つの団体、婚姻の平等を推進する「Marriage For All Japan」、法律家ネットワーク「LGBTQとアライのための法律家ネットワーク」、そして「虹色ダイバーシティ」が連携して展開しているものです。646の企業がこのキャンペーンに賛同し、同性婚の法制化を促進しています。
2. Equality Act Japanとは
こちらは、LGBT平等法の制定を訴える国際署名キャンペーンです。この法律は、性的指向や性自認に基づく差別を禁止し、全ての人々を平等に扱うための法律を目指します。国内外から広く賛同を集め、国会に署名を届ける活動を行っています。
スエヒロ工業の取り組みと社内環境
代表取締役社長の櫻井弘紀氏は、2010年に事業を引き継ぎ、以来多様性の尊重を企業の重要課題としてきました。2022年にはプライド指標でシルバー、2023年にはゴールドを獲得しています。これまで女性活躍に取り組んできた同社は、次なるステップとして性別を越えたすべての人々が安心して働ける環境作りを進めています。
特に「レインボー勉強会」と呼ばれる社内勉強会を2023年から定期的に開催しており、これは社内の従業員の提案によってスタートしました。この勉強会では、LGBTQ+やSOGI(性的指向と性自認)について学び合い、理解を深めることを目的としています。外部の講師を招かず、社内からの知識を活用するスタイルで、従業員同士の議論を重ねています。
このような取り組みを通じて、スエヒロ工業は企業文化の中に多様性を認め合う土壌を育んでいます。また、この運動は従業員だけでなく、協力会社とも連携し、外部のパートナーに対してもLGBTQ+の理解を深める必要があるとし、共同での学び合いを促進しています。
未来への希望と展望
櫻井社長は、今回の賛同表明を新たな一歩とし、全ての人が自分らしく輝ける社会の実現へと貢献していくことを強調しています。株式会社スエヒロ工業は、今後もダイバーシティ推進を経営の中心的課題とし、持続可能な社会を目指した取り組みを継続していく方針です。彼の言葉からは、この運動に対する確固たる信念が感じられます。すべての人が共に学び、共に成長することで、よりインクルーシブな社会を創造していくのです。
会社概要
- - 会社名: 株式会社スエヒロ工業
- - 本社: 静岡県沼津市足高287-29
- - 代表者: 櫻井 弘紀
- - 設立: 1987年5月1日
- - 従業員数: 30名(役員含む)
- - URL: スエヒロ工業公式サイト
- - 事業内容: 防水工事、塗装工事、内装仕上等、幅広い建設業。
この宣言が、全ての人が自分らしく活躍できる未来への道筋を示すことを期待しています。