エプソンが大判プリンターの再整備プログラムを強化
エプソン販売株式会社は、2023年1月30日に発表した再整備プログラムに対応する機種を新たに追加することを発表しました。首尾よくエコソルベントインクを搭載した「SC-S80650L」と「SC-S60650L」の2機種が新たに加わり、2024年10月29日からこのサービスが開始される予定です。これにより、エプソンの再整備プログラムに対応する機種は合計で6つに増えることになります。この取り組みは、製品の持続的使用を促進し、環境に配慮した企業活動の一環として注目されています。
再整備プログラムの概要
エプソンの再整備プログラムは、購入から5年を経過したプリンターに対して提供されるサービスです。保守が満了した製品について、エプソンが商品状態を評価し、必要な再整備を行うことで、最大10年間の保守サービスに加入することが可能となります。このプログラムは、製品のライフサイクルを延ばすことで、CO2排出の削減にも寄与するとされています。また、再整備作業は顧客の元にて行われ、手間をかけずに利用できるのが特徴です。
環境への取り組み
エプソンは、「環境ビジョン2050」という長期的なビジョンを掲げており、2050年までに「カーボンマイナス」と「地下資源消費ゼロ」を目指しています。この取り組みには、再整備プログラムが重要な役割を果たしています。再整備を行うことで、製品の製造に伴うCO2の排出量を通常の購入品と比較して約90%削減することが可能です。この数字は、原材料調達から生産、流通に至るまでの過程でのCO2削減効果をもとに算出されたものです。
エプソンは、使用・維持、廃棄・リサイクルのプロセスでも同様な環境負荷があるため、このプログラムが持つ効果をしっかりと評価し、さらなる効率化を目指しています。
地域と社会への使命
再整備プログラムは、単にエプソンにとっての利益を追求するだけでなく、社会全体として持続可能な未来を築くための一助ともなります。プリンターが5年以上使用された後でも、適切に再整備されることで、製品は新たな価値を持ち続けます。無駄を減らし、資源を大切にするこのプログラムは、したがって利用者にとっても環境配慮の意識を高める一助となるでしょう。
まとめ
エプソンの再整備プログラムは、環境に配慮する企業活動を象徴する取り組みであり、新たに追加されたモデルによって、より多くの顧客がこの恩恵を受けられることを期待されます。持続可能な社会の実現に向けて、ユーザーも参加できる形での環境活動に是非ご注目ください。